そう、あれはもう1年も前の話になるかな・・・。
当時、念願のベケットヘッド入手からスキマー制作着工まで僅か1ヶ月程度。動き出したのは早い。
しかしながらそんな時、今思い出しても身の毛もよだつ、突然の転勤告知&水槽撤去・・・。
そんな思いも寄らぬ事態に呑まれ、制作途中だったベケットスキマーは闇の奥へ奥へと葬り去られる事となってしまう。
ところが!である。
ふとしたきっかけで彼は(誰やねん)闇の奥から這い上がってきたのだぁぁ〜!!(-_。)\☆もういいから!
どうか、チャンネルはそのままで!m(_*_)m
さてと(^-^;
大変長らくお待たせし過ぎました。
話せば長く(既に)なりますので、とりあえずご報告致します。
そうです。あのベケットスキマーはこの度無事完成を迎えました!
わーわーぱちぱち!(^人^)
結論から言いますと、かな〜りビューティフルです。是非とも皆さんにも作って頂きたいっ!
ところが、このスキマーに不可欠な「ベケットヘッド」って、そんじょそこらには売られてないんだよねぇ〜( /_ _)/ドテッ
と言う訳で、もし貴方がこのパーツを入手できたなら、どうかどうか作ってみてくださいまし(^-^;
ん? 僕ですか? 僕はちなみに、友人のハワイのお土産で頂きました(^-^;
[構造図]
まずは左の図をクリックして拡大ウィンドウを開いてください。
お判りの通り、昔作ったDDFFとなんら変わり映えのないスキマーです(^-^;
違うのは、ドライボールがベケットヘッドに置き換えられたくらいのもんです。
細かな変更点としては、BOXが高くなった事と、エア用のバルブ取付、各部分解可能設計など。
しかも、今回の各パーツの加工処理技術は、前回に比べ、ぐ〜んとアップしております。
なにせ、大きな穴開けにはボール盤まで出動してましたから(^-^ゞ
そして今回は大サービス!
真似っこし易いように、各所に寸法を記載してあります。
それだけ完成度が高かったと言う、制作者の自信の表れです(^-^;
ホントカヨ・・・
でわ、このスキマーの動作の流れについてご説明致します。 まず、ポンプから送り込まれた海水がエルボを通過して、今回の目玉「ベケットヘッド」に与えられます。 そしてここを通過する海水は、そのベケットヘッドの内部構造により、非常に効率の良いベンチュリー管現象を引き起こし、微細な気泡満載の海水として勢いよくBOX内へ叩き付けられます。 あとは通常のスキマー同様、BOX内部のセパレーターによって気泡と海水を分離させ、気泡は泡となってタワーを上昇し、海水はBOX底部から排水口を通ってBOXの外へ排出されます。 タワーへ押し上げられた泡は、繰り返し送り込まれる気泡によってどんどん上昇し、ついにはカップの中へ汚水として抽出されます。 最終的にはカップ横に設けられたドレンによって外部タンクへ次々と汚水を溜めていく、と言う流れとなります。
注意すべき点は、セパレーターの高さや、排水口の位置です。
この両者の高低差があまりに小さいと、気泡を含んだ海水がサンプまたは水槽へじゃじゃ漏れとなってしまいます(^-^;
前回のDDFFでの教訓として、今回はこの高低差を18cmとしました。
もし設置場所の高さに余裕がある場合は、更に高くしても差し支えないと思いますが、今回も前回同様、狭いキャビネット内への設置を考慮して、この寸法としてあります。
今回使用した部品一覧を載せておきます。
総制作費は、ポンプも込みで\25,000でお釣りが出ます!
パーツの節約にて、更にコストダウン可能!
使用工具:
電動ドリル、ボール盤、ホルソー、ノコギリ、パイプカッター、アクリルカッター、ヤスリ、その他アクリル溶剤、塩ビ溶剤など・・・
[作業1]
まずは心臓部である「ベケットヘッド」周りについて。
実はこのパーツ、噴水用のヘッドなんですね〜。
こんなのホームセンターでもし見かけたら即買いですね(^-^
で、まぁ、これが無いと始まらないんですが、とにかくどうにかしてこの「ベケットヘッド」をご用意下さい(^-^;
もし、ど〜してもどこ探してもやっぱり見つからないって時は、しょうがないので、左のイラストを見ながら作ってください(-_。)\☆バキッ
[作業2]
今回のスキマーでは、このとても貴重なパーツを使用するにあたり、今後のトラブルなどを配慮して、限りなく脱着可能な構造を持たせてあります。
そのため、イラストを見ての通り、あとから何度でも分解出来るような管材の組み合わせになっています。
イラスト(右上)がベケット室上部の構造図。最低限の機密性を維持する部分以外は無接着です。イラスト(右下)がベケット室下部の構造図。
ジョイントとボックス間にはゴムパッキンが挟んであります。また、ベケット室が浸水しても良いように、25Aバルブソケットの上部には水切り穴を設けてあります。
実際に装填するベケットヘッドの下部には短いVP16とゴムパッキン(適当なもの)が接着してあり、
実際にベケット室に装着すると、この25Aバルブソケットの上部に挿入され、写真(右)のようになります。
[作業3]
お次はカップ部分について。
こちらは、昔作った波の花1号機と全く同じ仕組みです。
但し、カップの高さは浅く、フタとバブルタワーとの隙間を2cm、ドレン用パイプは6Aとし、またカップ底面の穴開けはドリルではなくボール盤と自由キリを用いてくり抜いてあります。
そのため、穴開け作業はあっと言う間に完了し、更に精度もピカイチとなります。
また、カップとタワーの接着には、アクリサンデーのアクリル溶剤を使用しています。勿論、各接合部は綺麗に磨き、油分を完全に取り除いてください。仕上がりが格段に違います。
[作業4]
お次は、タワーとボックスの接続部について。
この部分も、穴開けはボール盤と自由キリを用い、とことん精度を上げました。
波の花1号機ではこのフランジ部分が薄かった事と、使用したパッキンが何かのOリングを流用しただけの簡素な構造だったため、ナットを締め付けるとフランジがしなり、
そのくせパッキンの密着も悪く、と言うか締めれば締める程湾曲したフランジとパッキンとの間に隙間が発生するため、実は結構水漏れがネックだったのです(^-^;
よって今回は、前回の教訓を生かしつつ、また外部設置パターンも考慮に入れ、かなり機密性を高めて製作してあります。
まずフランジ部分では、大小2種類の円盤形塩ビ板を作成して、2枚合わせの構造とします。
この段違いの部分には、タワーとなるアクリル管がピッタリとはめ込まれて接着されます。
フランジには予め8点の固定ネジ用穴を開けておきます。これはなるべく正確な図面を作成して慎重に穴開けします。
そうする事で、着脱時にどの向きでも気にせずに接続する事が可能となります。僕は失敗したので向きが決まってしまいましたが(^-^;
[作業5]
ちなみに、ボックスとフランジとの接続面に使用したパッキンは、右の写真のようなものです。
キッチンの排水口用のゴムパッキンです。ピッタンコ!
と言うより、この寸法でフランジを作成したんですが( /_ _)/ドテッ
[作業6]
最後に、ボックスの様子。
これも大方の作成方法は、波の花1号機に準じます。
但し、設計図の通り、高さは23cm、排水高低差は18cm、また各パイプ接続形式には、特殊な継ぎ手アダプターにより無接着接続としました。
が、これも、後々のトラブル対策のためのものなので、実際には接着による接続方法で良いでしょう。
また、波の花1号機と同様、ボックス内部のセパレーターには大きな傾斜を持たせてあります。
これによるハッキリとした効果は、特に垂直仕様での比較テストは行っていませんので判りませんが、
なんとなく排水性がスムーズになり、その分大きなポンプの流量にも対応できるような気がするようなしないような・・・(^-^;
ま、省スペース化と言う点でも理に適った形と言えますから、とりあえず良しとして下さい(^-^;
[作業7]
これで完成です。
一通りの主要部品が揃ったと思います。
左の写真やイラストを参考(クリック)にして、足りないモノは御用意してください(^-^;
そうね、汚水チューブとか、排水バルブと周辺パーツとか、ポンプなんかも必要です。
ポンプはRio3100か、それ以上のモノをオススメします。
[設置後の状態]
前回のダウンドラフトとは違い、泡が立ち始めるのがとても早かったようです。
写真は設置後6時間程度の状態。前回はこの状態までに丸一日かかりましたが、まあ色んな要因があるにせよこの違いは事実です。
やはりこれが噴水ヘッドの威力なのかと、つくづく実感しました。
(水槽が汚れてたんだよなんて言わないで・・・)
もしスキマーを作る予定がある方は何とかしてベケットヘッドを見つけて頂きたいです♪