結果 Oh! Life

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記



20133月31

KR90FW正規版完成!

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps KR90FW LEDライト スペクトル

お待たせしました。
水草向けフレッシュウォーターモデルKR90FW正規版完成品のご紹介です。
ご予約いただいた方には、既に発送案内の連絡が届いていると思います。

KR90FW

フルパワー時でおよそ8000Kの色温度になります。
もちろん、UV 400nmにもこだわった贅沢なフルスペクトル照明です♪

KR90FW ビーム

各光量の実測値です。

機種 KR90FW 24インチ 50W KR90DR 24インチ 50W
簡易照度 [lx] 23,080 lx 21,900 lx
JIS照度(AA級) [lx] 21,480 lx 7,652 lx
光合成光量子束密度
PPFD [umol/m2/s]
351 umol/m2/s 430 umol/m2/s
UV(A+B) [uW/cm2] 60.7 uW/cm2 6.3 uW/cm2

UPRtek MK350による実測スペクトルです。

KR90FW スペクトル by MK350

ASEQ LR1による実測スペクトルです。

KR90FW スペクトル by LR1

ノーマルKR90や深場サンゴ向けKR90DRと違う点は、白と青のチャンネル分けでは無く、16000Kの爽快フルスペクトルをベース白色光とした白チャンネルと、照度ブースト用(兼色温度調整用)の温白色光4000Kを備えた青チャンネルに分けられている点です。
(通常機に合わせ便宜上「青チャンネル」と呼びますが、中身は温白色光です)

  • 白チャンネル(表示u):フルスペクトル 16000K 爽やかな白色光
  • 青チャンネル(表示b):照度ブースト用 4000K (兼色温度調整用)
  • 白ch+青ch フルパワー時:8000Kの白色光

これらの調光により、4000K~16000Kの色温度が調整可能になっています。
白チャンネルと青チャンネルはそれぞれ0-99%で調光タイマーが設定可能です。
演色性は、白チャンネルとフルパワー時ともにRa85程度の高演色を確保しております。決して超高演色ではありませんが、そこそこの演色性を確保しつつ、それよりも波長の再現に重点を置きました。
開発期間におよそ1年を要し、5回の試作を繰り返して磨き上げた自信作です!

  • 水草専用設計で、水草にも太陽のフルスペクトルを♪
  • 調光タイマー内蔵システムLEDで、水草にも一日の日照変化を♪

調光タイマー設定例

タイマー 開始時間 白ch % 青ch %
t1 06:00 5 0
t2 07:00 10 0
t3 09:00 50 30
t4 12:00 99 99
t5 15:00 80 99
t6 17:00 50 80
t7 18:00 10 30
終了 17:00 - -
雷効果 - - -
  1. 空が白んで爽やかな朝を迎えます
  2. 日中はフルパワーで光合成を促進
  3. 夕方には夕焼けを満喫

こんな感じで一日を演出した水草の光景はどうでしょう?

太陽を待ちわびた水草ファンの皆さん、お待たせしました。
もう、普通の白色LEDをしぶしぶ当てる必要はありません♪
思う存分、太陽を当てちゃってください!

応援市場 > ブルーハーバー > 水草用KR90FW

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20133月30

KR93XP正規版完成!

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps KR93XP LEDライト スペクトル

お待たせしました!
応援市場にて予約販売を受け付けておりました、

の2機種が、BHにようやく入荷したようです。
ご予約頂いた方には順次出荷されると思いますので、今しばらくお待ちください。
あ、ずっと欠品していたKR90DRも補充されたとのことです。

早速、光量やスペクトルを測ってみましたので、順にご報告します。
まず今回は、期待の超浅場向けフルスペKR93XPをお送りします。
KR90FWは次回のお楽しみと言う事で♪

うぅ。。。ついにXPが。。。感動。。。

KR93XP

予定通り、サークルレンズもサイドラインレンズもプリズム仕様です♪
その拡散効果を見よ!

KR93XP ビーム状態

まろやかぁ~♪
もはや面発光のT5蛍光灯にも迫る勢いでしょうか?笑

一般のシステムLEDと比べてみると、こうなります。

Razor 10000K 120WとKR93XP 100Wのビーム光量比較

どっちが良いですか?
ねえねえ、どっちが(以下略)

そして気になるスペクトルは!?
最終スペクトル設計通りに仕上がったのか!?

まずはMK350にて測定。

KR93XP スペクトル測定 by UPRtek MK350

LR1でも測定。

KR93XP スペクトル測定 by ASEQ LR1

* 但し、LR1では赤がやや弱めに出ます

ブラボー!!!
KR93SPに比べ、より太陽を模した白チャンネルの太陽っぷりを見てください♪
サンゴ礁の超浅場スペクトルの光合成有効放射域を構成する波長を一つたりとも欠かすこと無く完全に再現したフルスペクトルは、もはや芸術の域だと我ながら(以下略)

蛍光タンパクのKR93SPに加え、色素タンパクのKR93XPが今ここに完成しました♪
目的や用途はこんな感じだと捉えてください。

モデル KR93SP KR93XP
対象水深 3-5M 0-3M
メリット UV系(400-420nm)特盛り 白ch:中域波長特盛り
青ch:シアン500nm入り
デメリット 中域波長弱め UV系(400-420nm)弱め
色揚げ 蛍光タンパク重視 色素タンパク重視

もちろん、どちらもある程度は調光タイマーで融通が利くようにはなってますが、これまでKR93SPで強引に0-3M設定した時の効果よりも何倍もの大きな効果がKR93XPのデフォルトでお楽しみ頂けるようになったと言う訳です♪

こりゃぁ、本当に本当に、メタハラ超えちゃったぜぇ~?
じゃ~、ついでにT5蛍光灯なんかも交えてスペクトルを比べちゃうぜぇ~?

ATI T5スペクトルとSCメタハラとKR93XPのスペクトル比較

どれが良いかサンゴに聞いてみましょうか。

■エイちゃんのフルスペ劇場
飼い主:蛍光灯の波長なんてどうだい?
サンゴ:波長がスカスカだもん・・・
飼い主:じゃあ、メタハラは?
サンゴ:赤外線とか熱が・・・
飼い主:そっか。海にいた頃みたいに太陽を浴びたいんだね?
サンゴ:ゴメンね、無理言って・・・
飼い主:いや、無理言って来て貰ったのはこっちの方だからね。
飼い主:せめて君に必要な環境を用意するのは、せめてもの義務だから♪
サンゴ:うるうる・・・来て良かった・・・わくわく・・・
飼い主:・・・さて、どうしたものか(汗)

大丈夫!
今はフルスペがあります♪
SPとXP、お好みの太陽をどうぞ♪

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20133月29

T5レビュー:まとめ

この記事を含むタグの全記事リスト: T5 スペクトル 蛍光灯

T5レビューのまとめです。

過去に調査してきたT5管はこちら。

が、前回も書いたように、測定条件の些細な差による各社の光量差が激しいので、改めて測定条件を見直し、すべて測定をやり直しました。超手間が掛かっただぜぇ?

T5測定環境

ただ、結果的にどんなに測定条件をシビアに揃えても、測定時間に対する球の光量の増減に一貫性が見いだせないため、点灯後5分後から30分後まで5分おきにモニタリングしたものをひとつの参考データとして示しておくことにしました。なんて手間の掛かる子。。。

改めて、各社の球の構成です。

ATI : AquablueSpecial×2 + BluePlus + Actinic
KZ :
NewGeneration + CoralLight 10K + Superblue + FijiPurple
SFILIGOI :
UltraWhite×2 + DeepBlue + SuperActinic03
WavePoint :
TropicalWave + SunWave + BlueWave + ReefWave
UVLighting :
Aquasun + ActinicWhite + 454 + SuperActinic
GIESEMANN :
Midday + Aquablue+ + Actinic+ + PureActinic

灯具はATI Power Module 4×24Wを用い、球の基本構成は実用的な白系×2本+青系+Actinic系としました。但しKZについてはActinic系をリリースしてないので、 FijiPurpleとATI Actinicを入れ換えたパターンも参考までに測定しました。

各社T5構成

まずは測定結果の中から光量データのまとめです。
上から簡易照度、JIS照度(AA級)、光合成光量子束密度PPFD、UV(A+B)で、それぞれの5分おきのデータをグラフにしたものです。

各社T5構成 光量測定結果(5/10/15/20/25/30分間隔)

各社毎に、時間経過に伴って光量が増加していくモノ、低下していくモノ、さまさまです。道理で測るたびにハテナが飛び交う訳です(笑)

仕方が無いので、そうした特性を認知した上で、点灯30分後の光量を各社の球の光量の評価データとして扱うことにしました。
その結果、照度やPPFD、光のタイプによって各社の順位が異なるため、ここからはより絶対的な光エネルギーの値として、スペクトルを元に積分した放射照度を用いて、最高値に100点のスコアを割り当てたランキング形式で順位付けしていきました。

最終的な各社の球構成での放射照度ランキングは以下のようになりました。

1位: 100.0点 SFILIGOI
2位: 99.59点 KZ
3位: 97.54点 KZ(FijiPurpleをATI Actinicに入れ換えた構成)
4位: 96.10点 ATI
5位: 91.27点 WavePoint
6位: 91.25点 UVLighting
7位: 87.64点 GIESEMANN PowerChrome

各社T5構成 放射照度ランキング

上の図は縦軸が放射照度を表しているので、スペクトルの高さが光量を表します。

上位4社は誤差の範囲で、大差ないと思われます。但し、KZは純正バルブだけで構成すると決定的なActinic不足になるので、他社製のActinic系バルブをブレンドすることをお勧めします。
UVLightingは、この構成だと450-500nmがかなり削られたスペクトルになります。
WavePointとGIESEMANNは・・・他社の構成と比べて弱い印象です。。。

最後にオマケとして、各バルブ毎の放射照度比較と、同系統バルブのスペクトルの一致性を比較してみました。
まずはWhite系から。

各社T5 White系 放射照度比較・スペクトル一致性比較

White系は3波長のバランスの微妙な差異により、完全にはスペクトルは一致しませんが、それでも大まかな波長の構成は極めて似ていることが読み取れます。
また、通常の青味のある白球を使うより、色温度の低いWavePoint TropicalWaveGIESEMANN Middayを使うことで、3波長蛍光灯の弱点でもある500-540nmの欠落を多少補完することも可能です。
ちなみに、特にご紹介しておきたいのがUVLighting ActinicWhiteですが、なんとこの白球には初めからActinicが入ってます♪ しかし残念なことに、400-430nmのボリュームと引き替えに、440-500nmが減退。。。惜しいなぁ。。。

続いて、Blue系。

各社T5 Blue系 放射照度比較・スペクトル一致性比較

Blue系は、細かく見れば帯域の幅や高さに差異が見られるものの、ザックリ見ればどれも同じスペクトルです。これほど一致したスペクトルなら、どれをどれに入れ換えても効果に違いは生まれないでしょう。但し、UVLighting 454だけは他社よりも僅かに帯域幅が狭いようです。Blue系はUVLighting以外のが無難かも。
ちなみに、こうしてみると判りますが、KZ FijiPurpleはBlue系に赤610nmの蛍光体を混ぜただけのものであることが判ります。ちょい赤を足したい時、赤強化系白球やピンク系を入れるとスペクトルが崩れて困るなぁって時に、既存のBlue系と入れ換えるだけで純粋に赤だけを強化できるので、なかなか重宝するかも知れません。スペクトルを知ると、理論的に無駄なく球選びができますね。

最後は、Actinic系。

各社T5 Actinic系 放射照度比較・スペクトル一致性比較

Actinic系は、光強度の違いはあれど、スペクトルは完全に各社一致です。もはや工場も同じかと疑うほどに(笑)
ちなみに、こうしてみると判りますが、WavePoint CoralWaveはActinic系に赤610nmの蛍光体を混ぜただけのものであることが判ります。ちょい赤を足したい時、赤強化系白球やピンク系を入れるとスペクトルが崩れて困るなぁって時に、既存のActinic系と入れ換えるだけで純粋に赤だけを強化できるので、なかなか重宝するかも知れません。
デジャブ。

最後に、これらのデータはあくまでも24Wバルブでの結果であり、他のサイズのバルブでも同様の関係性が保証されるものではありませんので、何とぞご理解ください。
結論として、今回の測定条件による光量の差異から見て、どこの球がもっとも明るく優れているとはなかなか言いがたい結果となりました。とは言え、ふと気付けば、実は光量と価格は見事にバランスが取れているなぁとも感じました。24Wバルブで1本3,000円前後するものはランキングの上位に、逆に2,000円前後の安価なものはランキングの下位に位置しています。あるいはそれは今後の寿命にも関係しているかも知れません。
ただ、極論を言えば、どれをとっても極端には違いません。光量も波長も、どれも似たようなものです。ここで細かなこだわりを見せる必要はないでしょう。

T5レビュー、おわり。
球選びやスペクトルの組み方の参考になれば幸いです。

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コンテンツ

スペクトラ LEDスペクトラ解説