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20124月30

不都合な真実:T5はどうか?

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前回までの関連記事

前回までに様々なメタハラのスペクトル測定結果をご紹介しましたが、多くの球にはある程度のスペクトル特性の癖があり、特に青系の球は微妙な演色の調整により、色味こそ違えど含まれている波長は大差ない事が判りました。よって極論を言えば、色の好みで球を選んでも波長の心配は無用、と言えそうです。そしてそれが言わばメタハラのメリットだったのでしょう。
しかし、あいにく今回は赤外線問題が発覚したので、せめて、この夏の節電に向けた球選びに役立てていただければと思います。

さて。まだ続きます。
実はメタハラ以外にも色々と測定してきました。
あ、もちろんLEDも測りましたが、それはまた次回。
今日はT5蛍光灯の測定結果をお送りします。

T5と言えばZEOvit。ZEOvitと言えばT5。なんかそんなイメージがありますが。。。

いろんなT5蛍光灯のスペクトル

えっと、何コレ? みんな兄弟ですね(笑)

前々から薄々判ってましたが、改めて蛍光灯って人間の目を満たすための光源なんだなぁと実感しました。人間の目って青と緑と赤を足せば白色光に見えますから、三波長型蛍光灯のように光の三原色が基本形になってる訳です。それ故、蛍光灯の原理として発光体の紫外線から励起される蛍光体のバリエーションも、450nmピークの青、540nmピークの緑、620nmピークの赤が主波長であり、本当の意味で波長目的のアクア向けランプの開発が行われない限り、400nmピークや500nmピークなどの特殊な蛍光灯は生み出されないと言う訳です。少なくとも今回測定対象となったアクア向け蛍光灯ランプ群の中には、そういったこだわりの製品は見受けられないように思いました。あくまでも一般向けランプの製造ラインを流用してのOEM製品の域を出ないものでしょう。その証拠に、巷の植物育成向け蛍光灯ランプでさえ、主波長構成はほとんど同じものです。2年以上前の古い記事ですが、それらの波長について触れた記事があるのでご参考ください。
雑学5.光合成色素の種類
ま、陸生植物のみをターゲットにしたなら、これらのスペクトルは各種光合成色素の吸収波長の要求とおよそシンクロした波長構成と言えるのですが、海水の場合は相手が光合成色素だけでは無く蛍光タンパクも備えた生物なので、特に400-500nmの波長強度は妥協する訳にはいきません。そのための専用設計の蛍光灯ランプがあれば良いのに、と思いました。

以下、今回測定した蛍光灯ランプの個別のスペクトル特性です。

いろんなT5蛍光灯のスペクトル 300-1100nm

演色を無視するなら、正直RGBの三波長がある程度カバーできてるタイプのいずれかひとつの球さえあれば、波長的にはそれ以上加算する意味はなさそうです。よって、こちらもまた、メタハラの時のように好みの色を作る事だけに注力して球を選択すれば良いのです。

今回たまたま蛍光灯ランプをブレンドした場合のスペクトルも測定したのでご紹介します。以下は、KZ社のSuperBlue 20000K、FijiPurple、NewGeneration 14000Kの3種の球をブレンドした例です。FijiPurpleはよく耳にするので人気がありそうですね。

KZ社T5蛍光灯3種ブレンド例

メンタル面でも満足度の高いブレンドだろう(汗)と思われますが、実は波長構成は大して変わらないことが判ります。変わったのはこれらの波長の比率による演色(目に見える色味)だけです。まあ、緑が強くなったり、赤が強くなることでの生体の反応の変化は勿論期待できますが、ユーザー意識としての「色んな球を足せば波長が補完しあって満遍なくスペクトルが形成されそう♪」と言う甘い期待は見事に裏切ってくれています(汗)

では、400nmや500nmを強化するにはどうしたら良いのか?
うーん。。。それに特化した製品が出ない限り、蛍光灯のみでは難しいと思われます。

  • 紫外線(400nm以下の本当のUV)や赤外線を無駄に含まない光源。。。
  • そして水温を上げたり無駄にクーラーをガンガン稼働させない光源。。。
  • 波長を満遍なく均一に再現できる光源。。。
  • 無駄に拡散せず水槽だけを効率よく照らせる光源。。。
  • ランニングコストの低減、設置スペース、調光などの機能面。。。

なんだ!
えるいーでぃがあるじゃんっ♪

一旦CMです。
ここまでの放送は、こっそりアップしたのに嗅ぎつけられて困る応援市場の提供でお送りしました。特にフルスペ12インチは時間の問題です。。。

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