結果 Oh! Life

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記



20116月01

中華第二期LEDランプ大解剖:消費電力

この記事を含むタグの全記事リスト: LEDスポット ヤフオクLED

過去3回に渡ってお送りしてきた中華第二期LEDランプ大解剖も、今回で最終回です。
しかし、この回だけでも超大作なので、あくびしながらご覧ください♪

ところが!?

この記事をシコシコ書いてる間に、ギガレックスの公式サイトの消費電力に関する記述が訂正されました!

5/28以前の表記・・・最大消費電力 36W (3w×12)
5/28以降の表記・・・定格消費電力 25W

誰? リークしたの(苦笑)
過去の僕の記事で渋々対応したのか、はたまた海水館の政田さんの考えに倣ったのか、ま、それでも訂正したことに対しては敬意を表します。

でも、ちゃんとトップページでも謝罪しないとダメですよ。こっそりはダメ。
せめて正式に謝罪でもしてたら、この記事の公開も再考の余地が。。。
それに、もうひと越えの訂正が必要です。
色気を残さず、本当に反省したなら正直にバッサリ訂正しましょう♪
そのための補習の回として、この記事は少しトーンダウンして優しく書き直しました。
(最初はもっと過激だったけど・・・汗)

尚、各画像はテキストの修正前に作成したものなので、36Wの部分に25Wが反映されていませんがご了承ください。

ギガレックスの消費電力の謎

ではまず、ギガレックスの消費電力の実態から。

消費電力、レッドカード

まさか、、、36Wも27Wも動力がヤフオク24Wとまったく同一だったとわ。。。

ただ、公式サイトではこれまでの36Wを25W表記に訂正されましたけど、駆動についてはあくまでも500mA駆動と記したままです。ま、それでも2W駆動を認めた形ではありますが、厳密には「500mA」と書いちゃうと嘘になるので、せめて「2W駆動500mAをベースに安全駆動で420mA駆動」、あるいは「mA」は出さずに「2W駆動をより安全駆動」、みたいな書き方が良いと思います。

次に、実際の電源基板のご紹介です。500mAと言いつつも、実際には420mA駆動の謎を突き止めます。

ギガレックス36Wの電源をチェック

・・・と思ったら、あり?
この電源さん、どこかで見覚えがあるような。。。
ハッ!?
マジでヤフオク24Wの電源と同じじゃんかっ!!!
電源基板の型番も完全に一致していました。。。あらら。。。
道理で420mAしか流れない訳だ。。。

各社LEDランプの電源比較

1.5W駆動×LED素子12ヶ=18W。
あるいはLED素子1ヶあたり3.4Vとして12ヶで約40V。そこへ420mA流せば消費電力は40V×420mA=16.8W。
ま、どう転んでも25Wには程遠いわけです。
3W駆動ってね、700mAってね、どうしてもLeDioくらいの貫禄になるんです。

え? まだ納得できないって?
しょうがないな。じゃ、最終兵器を出しましょう。

ギガレックスが採用している電源のデータシートをチェック

ヤフオク24Wやギガレックス36/27に使われている電源基板の製造元から拝借したデータシートから要点を抜粋したものです。
なんて書いてある?
9ヶ~12ヶを2W駆動できる430mA±5%電源だ!と書いてあるよね?
出力も最大で19.2Wです
始めから36Wどころか、27Wだってどこにも書いてなかったのです。
2Wと言う表現だって、本来の500mAを流していない訳ですから、上手く誤魔化したとしても「安全駆動で420mA」、と謳うしかないのです。
25Wと訂正してもまだ足りない理由がお判りかしら?

訂正案:
× 25W、20W、ギガレックス36、ギガレックス27
○ 20W、15W、ギガレックス20、ギガレックス15
これなら許容されると思います。
ワット数と間違えるような数字を型番に入れないように。

これが例えば、素子をCreeに変更したことによって、旧20W型と同等の電力で旧30W相当の光量が稼げるようになったと言うなら、実際の消費電力が20Wなのに型番に30を入れることは許容されるかも知れません。(でも紛らわしいのでやめて欲しい・・・)

さ、これでギガレックスさんはもっと更生できるはずだよね。これからはアクアリストを混乱させることの無いよう、益々業界貢献に励んでください。

LEDに翻弄されているアクアリストへアドバイス

あとは、最後に忘れてはならない、アクアリストに向けたアドバイスもひとつ。

現在、こうして販売されている中華第2期LEDランプは、ヤフオク24Wと同じ電源であることが判明しました。
それがどういうことかと言うと、こうなります。

ヤフオク24W = 1.5W駆動(420mA)×LED12ヶ = 18W
中華2期36W = 1.5W駆動(420mA)×LED12ヶ = 18W
中華2期27W = 1.5W駆動(420mA)×LED9ヶ = 13.5W

そう、今までのヤフオク24Wの方が、少なくとも中華2期27WよりはLED3ヶ分は明るいはずです(「明るい」と言うのは、見た目の照度ではなく、LEDの全光束/ルーメン値の話)
可笑しな話ですよね。。。27Wより24Wが上だなんて。。。ま、27Wは20Wに訂正したのだから当然といえば当然だけど。。。

でも、実際皆さんは、通販サイトでLEDランプを吟味する際、価格は当然として、次に何を見るかと言うと、明るさのひとつの目安として消費電力を念頭に置くでしょ?
ルーメンとか照度なんて普通は難しくて判りませんから、大抵の方はワット数で明るさを予想するのが手っ取り早いと考えているでしょう。ところが不味いことに、型番に入ってる数字が消費電力を連想させるので大変危険です。そもそも今までは確かに消費電力を表していたのですから、いくら公式サイトで突然訂正されたって、誰も気づきません。

そこに、トラップの魔の手が迫ります。
その心理を突いた、非常に悪質なやり方だと言われても仕方ないのです。

「少しくらい高くても、24W型より27W型がお得だよね~♪」

そう、誰もが思いつく天秤です。いや、既に天秤は傾いてます。しかも反対向きに。
そうして、わざわざ24Wよりも劣るランプを買っていたなんて。。。わなわな。

そしてもうひとつ。ワット数だけ見れば24Wより遥かに大きな36W型も魅力的です!
24Wより値が張るのも当然のこと。。。
まさか25Wに訂正されたとも知らず。。。

「ええぃっ!奮発して36Wポチッちゃぇぇぇ!」

あ、あ、あ、、、高いお金を出して、わざわざヤフオク24Wと同じスペックのものを買っちゃったんですか。。。わなわな。

「そんなことはないっ! 素子がノーブランドからSemiLEDsに変わってるんだ!
きっとヤフオク24Wより断然明るいはずなんだっ!!!」

そう、SemiLEDsチップを使ったSiBDI社のLED素子ですし、最高ランクは120lmですし、これが採用されていれば、よもや。。。
では、各LEDランプからレンズを外して、純粋にLED素子の光だけで照度を比較してみましょう。LED素子だけでどれくらいの照度があるか比較すれば、およその違いが判ります。幸い、ノーブランドもSiBDIも素子のビーム角は120°程度ですから、照度比較にはほとんど影響が出ません。
では、先日のクリスタルエリート・UVリゾートと、今回のギガレックスのそれぞれの素子オンリーの照度を比較してみましょう。

レンズを外してLEDオンリーの照度比較

クリスタルエリートはUV素子が入ってる分、照度が低めになるから分が悪いんだけど・・・と言う懸念が不要なくらい、照度は36W型とほぼ同等でした(汗)
また、27W型に関しては、これはもう僕の推理どおり、ヤフオク24Wよりも暗いです。
てことは・・・SiBDIのLED素子のランクも、まあ、下の方でしょうね。。。それもノーブランドと似たような光束だと思われます。。。

参考までに価格を。

クリスタルエリート24W:5,980~7,080
(エコレックス24:4,990~6,990)
ギガレックス36:13,800
ギガレックス27:11,800~12,800

さあ、この3択なら、貴方はどれを買いますか?

僕なら・・・そうね・・・24Wなら価格的に悪い話ではないと思います。
ただ、18W程度のスペックだと割り切っての選択です。
しかし、、、36/27は・・・絶対にありえません。24Wとイコールもしくは以下なのに、買う理由が見当たりません♪
そう、少なくともヤフオク24Wと同じ価格か、それ以下になるまでは。

あ。でも、超軽いと言う点は認めます♪
それだけは凄いと思います! 持ってみて驚きました!
でもなぁ。。。重さ優先の購入動機とか。。。益々ありえません。。。
だってさ、6,000円で買えるものを、軽いからって14,000円で買う???

さ、今日から賢くLEDライフですよっ♪

あ、ついでに手持ちのランプもレンズを外してLEDオンリーで照度を測ってみました。

他のランプもレンズを外してLEDのみで照度比較

Cree XR-EはLED自体のビーム角が90°なので、より高い照度が得られます。このスッピン勝負では上位モデルのXP-Gでさえ適いません。ただ、どうせレンズを組み合わせるので、そうなるとやはりXP-Gに軍配が上がりますね。

太陽光ブレンドはUV素子が2ヶ入って分が悪いし、そもそも波長を優先して光量は犠牲にしてるので、まあこんな感じ。とは言え、最高のスペクトルを実現しながらも、それでも中華第二期のフルパワーを腹八分目で達成してる点に、作り手の才能を感じます♪(曝)

LeDio 27は素子が9ヶとは言え、正統な3W駆動につき、まあ楽勝ですね。これで本当に3W駆動×12素子であれば、まあ軽く7,000lxオーバーでしょう♪

あ!
そうです。そうなんです!
あなたにも真の光が見えてきましたね♪

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20116月01

中華第二期LEDランプ大解剖:ちゃんぽん

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前回のビーム角のダメだしに続いて、今回は少し軽いジャブになりますが、LED素子のちゃんぽんについてお届けします。

素子の管理ができていないことを伺わせる、チップのちゃんぽん

たまたまギガレックスの27W型の方に、45milサイズチップ40milチップ(milはinchの1/1000)が混在した青LEDが使われていました。もちろん双方とも同じ青色LEDとしての搭載です。青LED6ヶのうち、5ヶは45milなのですが、何故か1ヶだけが40milだったのです。なにこれ。。。

通常、チップサイズは30mil、35mil、40mil、45mil・・・と大きくなるにしたがって、光量も増えていきます。厳密には更にその中で光量差がランク分けされていく訳ですが、まずはチップサイズが光量を大まかに決定します。
なので、普通に考えれば、この製造元では複数の型のLED素子が区別無く混在していて、型違いをきちんと管理していない可能性を疑ってしまいます。

あるいは異なるチップサイズを混在させた上で、それらが入り乱れての光量を優先としたランク分けなんてあるの? いやいや、いくらなんでもランク分けがチップサイズを超越することは無いでしょ? メーカーが異なるならいざ知らず、同じメーカーのチップだし。。。

ちなみに36W型の方は、小さい40milチップで統一されていました。・・・それもまた不可解ですけど(苦笑)。36Wを暗く、27Wを明るくしたい、、、みたいな?(汗)

そこで、明るさを算定する簡単な比率計算をしてみましょう。

ギガレックスに採用されているSiBDILED素子のデータシートによれば、白(ディライト)の最高ランクは120lm、青(ロイヤルブルー)は320mW(スペクトル換算でおよそ14lm)、これで27Wと36Wそれぞれの光束合計を見てみると、27Wは510.6lm、36Wは924.6lmとなります(1W駆動時の値に1.5W駆動分の1.15を掛けたもの)

この時の光束比率は、27W:36W = 510.6:924.6 = 0.551 です。
36Wの方が27Wよりも1.81倍光束が大きい計算です。

続いて、前回のビーム角篇で判ったそれぞれのスッピンの照度を比べてみましょう。

27Wのスッピン照度が3,688lx/30cm。
36Wのスッピン照度が4,770lx/30cm。

3,688:4,770 = 0.771

あり? 照度で見た27Wの明るさが、理論上の光束比で見た明るさより、1.4倍明るくなりましたよ?(笑)

明るいチップ(大きなチップ)使っとるからやぁぁぁ~♪

to be continue…

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20116月01

中華第二期LEDランプ大解剖:レーザービーム

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前回の中華第二期LEDランプの表彰に引き続き、今回からはダメだしを連発します。

まずは、ビーム角について。

ギガレックスの公称値を見ると、36W型で最大照度9万ルクスオーバー/30cmとあります。ところが、スカウターがそんな超人的な値を示していると言うのに、レンズは50°だそうです。はて・・・。普通に考えて、50°のビーム角で30cm前方を9万ルクスで照らすには、光源に5,533ルーメンの光束(90,000ルクス×30cm前方の照射面積0.0614805m2が必要になります。光束5,000lmと言えば、業界最高峰の高効率を誇るCree XP-G 139lmを1W駆動しても36ヶ、3W駆動なら139lm×1.7倍としても21ヶが必要となり、前者では36W、後者では63Wの消費電力が伴います。ギガレックスの場合3W駆動とのことですから、仮にCreeの素子を使っていたとしても、少なくとも21ヶの素子と63Wの電力が無いと5,000lmは達成できません。

では、そのトリックを暴きます。
以下の画像中の照度は、今回入手したギガレックスの実測値です。

ビーム角、問題あり

確かに照度は凄いのですが、ご覧の通りビーム角はどう見ても50°ではありません。しかも一般的な30°よりも狭角です。およそ15~20°と言ったところでしょうか。。。こんな鋭いビーム角、初めて見ました(汗)。確かにこれなら9万ルクスも不可能ではありません。
そこで、レンズを外して測ってみました。すると案の定、ヤフオク24Wと大差ない照度がお目見えしました。ま、そもそも使ってるLED素子がSiBDI社製と判っているので、この素子の最高ランク120lm(3W駆動にて200lm)を12ヶ使ったとしても2,400lmにしかなりません。目標の半分です。。。

しかし、常識的に考えれば、現実のレンズでは理論値のような照射面積に対して均一となる照度分布を達成することは極めて困難です。どうしても中心に照度が偏り、周囲は暗くなる傾向があります。では、そう言う要因により、中心で90,000lxオーバーと言う現象が起こったのでしょうか?
いいえ、ビーム角の見た目が既に50°ではないと判っているので、この考察はもう終了しています。結局、9万ルクスの正体は、レーザービームのようなレンズにあった訳です。その上で更に中心が・・・と言うことならあるかも知れませんが。

ダメ押しに、30cm距離の照射面積から、およそのビーム角を算定してみました。

照射面積からビーム角を割り出す

ちょい甘めに出しましたが、それでも30°台ですね。。。どこを見て50°とか80°とか言う数字が出てきたんだろう。。。またまた中国に騙されたのか?(汗)
・・・いや、見た瞬間に気づくレベルか。。。

試しに、久しぶりに手持ちのクリア30°レンズの封印を解きました。
そして先日のクリスタルエリートに実装テストです。

30°レンズ付ければ誰でも太陽拳が出せる

どうよ?
こちらは30°あり~の7万ルクスオーバーですぜ!
そう、誰だって条件さえ合えば太陽拳は出せるのです♪

to be continue…

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スペクトラ LEDスペクトラ解説