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20137月09

水草LED徹底検証:情け無用のガチバトル!

ブログ エイジ 01:06
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水草LEDライト徹底検証:情け無用のガチバトル!

お待たせしました!!!
水草LEDライト徹底検証、ついに最終章です!
情け無用のガチバトル、容赦なくお届けします!!!

ビーム角と、見た目の光量差

まずは、ビーム角と光量差を、撮影条件を揃えて比較してみましょう。
同じ撮影条件ですから、見たとおり暗いモノは暗く、明るいモノが明るいです。
ま、写真ですから参考程度に。

光色・ビーム比較

とは言え、既に十分大別できてるような、、、汗
期待のGEX CLEAR LED PGがヤケに暗いけど、、、大丈夫?

ちなみにこの中で集光レンズを持つ製品はKR90FWのみ。遠くまで大光量を運んでいるのが一目瞭然ですね。一方、レンズが無い製品は、直下こそ明るくても、距離に伴って光量低下が激しくなります。それが、レンズの有無がもたらす光の減衰率の宿命です。

PPFD分布グラフが示す照射範囲と光強度 @30cm

ビーム角を広くすることで、広範囲に均一な光を満遍なく与えることができますが、反面、光量は弱くなります。逆に、ビーム角を絞ることで、大光量を注ぐことができますが、反面、照射範囲は狭くなります。

どちらが良いのか?

当たり前ですが、光は無駄なく水槽だけに注ぎたい。
水槽の外に漏れる光は、ただのロスである。
と言う事は、ある程度のビーム角の調整は非常に有益であると言えます。

PPFD分布比較

尚、KR90FWは調光機能によりお好みの光強度・色温度に調整が可能ですから、
明るすぎて困る!と嘆くことはありません(笑)

それにしても、、、GEX CLEAR LED PGは蛍光灯より暗いのか。。。汗

スペクトル分布と波長強度 @30cm

単に照度やPPFDなどの光量だけでは見えないのが、スペクトル中の各波長毎の光強度の分布です。これを見れば、例え明るくても足りてない波長がどこなのかを知ることができます。また、他の製品同士を同条件で比較することで、それぞれのウィークポイントも明確に見えてきます。

スペクトル強度比較

*縦軸は単位はありませんが光強度を表しています

KR90FWはレンズ付き1W(350mA)駆動の42W。案の定、場違いでした(汗)

まあ、KR90FWの圧勝は当然としても、期待していたGEX CLEAR LED PGは非常に残念な結果に終わりました。このグラフからも判るとおり、スペクトル強度で比べてみても、まさかAQUASKYの半分の光量しか無かったとは。スペクトルが良いだけに残念。。。

GEXは、開発の段階でAQUASKYとの光量比較は行わなかったのかしら?
仕様と言い価格帯と言い、てっきりAQUASKYの対抗馬だと思っていたのに。。。
同じ価格でこの光量差じゃ、誰の目にもAQUASKY一択ですよね?
まあ、1素子当たり68mA駆動じゃ、暗くても仕方ないけど。。。
発熱を意識しすぎたのかなぁ???
ほぼ同じ素子数でAQUASKYが135mA駆動なので、光量が倍違うのも当然です。
競合をもっと低く設定していたのか、あるいは当社比での向上で満足しちゃったのか。。。
詰めが甘いというか、消費者の期待を簡単に裏切りすぎじゃないかしら?
とにかく、ホントに残念です。。。

クロロフィルのカバー率を比較 (相対スペクトル)

水草の光合成に不可欠なクロロフィルへの考察も忘れてはなりません。

クロロフィル・スペクトル・カバー率比較

クロロフィルのUV側の要求を除けば、いずれのLEDでも光合成には十分そうですね。
しかし、400-420nmにも配慮した製品は、水草向けLEDではKR90FWのみです。

あとは、いかに光量を稼ぐか。
2台並べるか、水面に近づけるか、光量を必要としない水草に限定するか。。。

ところで、いざこうして見ると、3波長蛍光灯ってタダの赤(610-620nm)こそ入ってるけど、光合成に必要な650nm前後や670nm前後がまるっきり入ってませんね。これじゃ、慢性的に赤不足ですね。そう言う意味でも、水草に蛍光灯を使うメリットはもう。。。

ガチバトル測定結果まとめ

光学測定はすべて製品中央から30cm距離での結果です。

水草照明
(60cm水槽用)
GEX
AQUTE
CI600
ADA
AQUASKY
601
GEX
CLEAR LED
PG 600
eco-lamps
KR90FW
24″
光源種別 蛍光灯 LED LED LED
JIS照度 [lx]
(AA級)
4,700 7,742 3,214 18,198
簡易照度 [lx]
(比視感度なし)
4,490 7,620 3,294 18,670
光合成 PPFD
[umol/m2/s]
73 128 55 333
UV (UVA+UVB)
[uW/cm2]
7.3 6.0 2.4 32.6
消費電力 [W]
(実測値)
40W
(45W)
30W
(31W)
25W
(24W)
50W
(56W)
タイマー内蔵 × × ×
電源 (ON/OFF) 手動 2系統 手動 手動 2系統 自動
ビーム角 [°] 140° 120° 120° 55°
調光 ch × × 2 ch 2 ch
段階 × × 手動
ON/OFF
自動
各ch 0-99%
色温度 [K] 全灯 6030 6760 7640 8140
ch 1 - - 6630 15710
ch 2 - - (青466nm) 3910
演色性 [Ra] 全灯 89 84 89 86
ch 1 - - 87 87
ch 2 - - - 69
実売価
(2013/7時点)
¥8,000 ¥16,000 ¥15,000 ¥50,200

■測定器類
照度計1:東京光電 ANA-F10 (JIS AA級)
照度計2:CEM DT-1309 (CIE準拠)
PPFD計:Apogee MQ-200
UV計:UV340B
分光器1:ASEQ LR1 (200-1200nm仕様)
分光器2:UPRtek MK350 (360-760nm)
ワット計:SANWA SUPPLY TAP-TST7
その他テスター類など

僕的な総合評価 (純粋な性能評価のみ)

ADA AQUASKYは、演色性の高い白色LEDに切り替えた点がグッド♪
結果、演色性も光量も向上が見られ、もはや1年前の残念感は払拭されたと思います。
それに、水面近接設置なら、PPFDの300オーバーも夢じゃありません。
なので、今から買うなら中古では無く現行の新品を強くお勧めします!
やはり、歯に衣着せぬ酷評は、企業や製品の成長には不可欠なトリガかな(笑)
カリスマ企業とは言え、決して奢らず、市場の声に前向きな姿勢は流石プロです。
何度言っても改善しないダメなメーカーも多いというのに(苦笑)

GEX CLEAR LED PGは、スペクトルが良い分、光量不足がとても残念。。。
せめて蛍光灯を越えないと存在意義がありません(汗)
現時点でAQUASKYを差し置いてコレをチョイスする理由が無いでしょうね。
今後、もし光量が改善されれば、白chと青chも活きてくるでしょう。
ADAのように、1年後には生まれ変わってることを期待します。

eco-lamps KR90FWは、、、とにかく高いですよねぇ(汗)
まあ、性能・機能に見合ったコストと言えばそれまでですが。。。
ただ、水草マーケットには受け入れ難い価格かな。。。今のところ、よほどのマニアか、水族館か研究機関等の波長検証を要する用途でしか需用が無さそうです。
あ、でも海水向け超浅場フルスペクトルKR93XPの廉価版的に求めるマリンアクアリストは意外と多いです。XPは24インチで160,000円ですから(苦笑)
そうか、XPの価格はアクアスカイの10倍だったか。。。汗

その他、水草用のLEDライトって何かありましたっけ?
テトラもプレミアムになってから進化はしてると思うけど、どっちかというと海水用だし、今回は割愛しました。ただ、いずれチクッと評価しておきたい製品ではあります(笑)
何かリクエストな製品があったらお気軽にどうぞ。
なるべく高くない範囲で(汗)

以上、お役に立てば幸いです。

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コメントとトラックバック

  1. 1. 用水 2013/07/09 12:47

    流石エイジさんです。
    正しく必要な情報が開示されることはありがたいことです。
    (私の情報などまだまだ精度が怪しい・・・orz)

    いろいろ書きたいことはありますが、
    自分は自分の土俵で盛り上げていけたらと思います。

    ただ、誠に勝手ながら
    lumia 5.1
    を取り上げてもらえたらなーって(^_^;)

    では、これからもがんばってください。

  2. 2. はじめまして 2013/07/10 11:51

    いつも楽しく拝見しております
    リクエスト可との事で…

    Maxspect R420R A8000

    これを是非とも(買えないですけど)

  3. 3. エイジ 2013/07/10 23:48

    用水さん、こんばんわ。
    精度はアイテムさえあれば・・・汗
    あのモジュール、スペクトルを見る限り良さそうですね♪
    http://www.ledgroupbuy.com/lumia-5-1-100w-full-spectrum-5-channel-led/
    でも、こうしてスペクトルが開示されてるなら、試すまでもないかと(汗)
    スペクトルの無い製品、または出してるけど怪しい製品は調べ甲斐がありますが(笑)
    まあ、1万くらいなら何とか買って買えないこともないので、いずれ。。。
    問題は、これをどーやって使うか(駆動方法・灯具形状などをどうするか)。。。
    レンズを使うと範囲が確保でき無さそうですし。。。
    悩みますね。

    はじめましてさん、こんばんわ。
    幸いA8000はUV系LED素子は未使用なので、光量とスペクトルが明確に判明しているCreeの各素子をLEDスペクトラで足していけば、ほぼ完璧なスペクトルは算定できますよ。
    (白系XTEのスペクトルデータを入れてないので、XMLで代用してください)
    (と言うかスペクトル自体が開示されてますが)
    加えてレンズの集光もあり、ドライブ通りの高出力が得られるはずです。
    (GEXみたいに暗い・・・なんてことは無いと思います)
    それに、10万は高くてなかなか難しいかと・・・汗

  4. 4. ocelot 2013/07/12 18:53

    はじめまして。
    いつも見させて頂いています。
    リクエストとして

    ADAさんのLEDの現在と前モデルの比較をお願い出来たらと思っています。

    進学先でADAさんのLEDを扱う可能性が出てきたのでよろしかったらお願いします。

    PS.
    某専門学校でみたADAさんのLEDの素子の形状とエイジさんの記事の素子の形状がなんだか違うような気がします。気のせいかもしれませんが・・・・

  5. 5. エイジ 2013/07/13 15:08

    ocelotさん、こんにちわ。

    先日のAQUASKYの記事で素子の外観比較とスペクトル比較を出しましたが、あれではダメでしたか?
    http://www.1023world.net/blog/2013/07/06

    アクアスカイですよね?
    ADAって他に別のLEDって無いですよね?

    もし次回学校に行かれましたら、素子の写メをこっそり送ってください♪
    info@1023world.netまで。

  6. 6. ocelot 2013/07/14 16:23

    あっ、それで大丈夫です
    面接のネタに使わせてもらいます(笑)

    アクアスカイです。
    向こうの先生は赤色の水草の赤が出ないって言ってました

    了解しましたv

  7. 7. エイジ 2013/07/14 17:48

    確かに所詮白色LEDの赤分布量に頼ったライトなので、赤の演色は弱いです。
    と言うか、決して赤が含まれない訳じゃ無いけど、相対的に黄色や緑の量の方が多いため、赤が負けて弱く感じてしまいます。
    その点、3波長蛍光灯は青・緑・赤がほぼ均等にあるため、青や緑並の存在感で赤も発色されます。その差ですね。
    そう言う意味では、水草用には単体の赤を入れるのも良いと思います。
    (演色用に一般赤620nm、光合成用に660nmとか)
    でも、新型アクアスカイは旧型に比べ、緑と赤の蛍光体を含む高演色性タイプの素子に変わったため、旧型よりは赤はマシになってるはずです。緑-黄色-赤のスペクトルも旧型よりフラットになりましたし。

    と言うか、面接ですか!
    頑張ってください♪

  8. 8. 天纏 2014/10/10 23:20

    はじめまして。

    アマゾンで扱っているスポットLEDの評価も可能ならお願いします。

    「植物育成 LED スポットライト 超高輝度 ハイパワー 24W 【赤4青4紫外線UV4】E26 水槽 水草 室内栽培 水耕栽培」

    URLがうまく張り付かなかったので商品説明を貼り付けました。

    ボルクスジャパンやアクアシステムに似ていますが
    おそらく中華製で怪しさ満点です・・・

    UV LEDがどんなものか興味が湧きましたので。

  9. 9. エイジ 2014/10/11 00:07

    リクエストありがとございます。

    ↓これでしょうか?
    http://www.amazon.co.jp/dp/B00E9ZQHEK

    形はクリエリ、グラクリ、ギガレックスですね。
    (ボルクスやアクアシステムとは全く似てませんが)

    恐らく調べるまでもなくお金をドブに捨てることになると思います(笑)
    ま、それを判ってて騙されるのが僕のライフワークみたいなもんですが。
    試してみましょうか?

  10. 10. エイジ 2014/10/11 00:13

    単にUVに興味が湧いたと言う事でしたら、クオリティ&スペック的にも無難なボルクスのRS122 FreshUVをお勧めします。UV強度含めかなり理想的な太陽光ですよ。
    仮にamazonのスポットのUVがそこそこまともな出力だとしても、UV×4+白×8なら、400nmと450nmにピークがあって黄色にやや山があるだけのチープなスペクトルですよ?演色性も悪いし、水草には赤が弱すぎます。

  11. 11. 天纏 2014/10/11 19:49

    早速の返信ありがとうございます。
    まさにそれです。
    よく見たらクリエリに近かったですね(笑)
    ただ、私が見た物は青・赤・UVだったので660nm付近にも山があればLEDでの水草育成にも効果があるのかなと思いましたので。

    LEDはまだまだ勉強不足、知識不足なのでエイジさんのHPで勉強したいと思います。

    お金をドブに捨てる事はしないで下さい(ノД`)

  12. 12. エイジ 2014/10/12 00:22

    ちゃんとしたメーカーサイトがなく、ヤフオクやamazonなどで活動する個人商店のような業者のLED製品の場合、ほぼ100%中国に発注して作らせてる物ですが、ここで大きな問題があります。

    ●中国は平気で仕様を変えてくる、660nmを指定しても安い630nmを入れてくる
    ●売り手がスペクトルを測定したり管理するスキルもコストも持たない

    こんな相手に何かを期待すること自体、無謀です(汗)

    信用できる判断材料の目安として、最低でも製品毎に測定したスペクトルを掲載しているメーカーのものから選択すると良いでしょう。

    ま、それでさえ詐欺もありますが(汗)

  13. 13. 天纏 2014/10/12 20:22

    買い手側が知識も無く謳い文句に踊らされるのも問題がありますね(笑)

    以前、「スネール取り製品にかかるのはスネールじゃなく人間」という記事をどこかで見た時に感心して大笑いした覚えが有ります。

  14. 14. エイジ 2014/10/12 21:04

    それが、彼らは言葉巧みですからねぇ。。。笑
    僕も何度騙されたことか(汗)
    だから今こうしてスタントマンを買って出てる訳ですが(笑)

    スネール取り、、、滑稽ですね(汗)
    実際に貝は捕れないのかな?

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