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最新AI Hydraを試す

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2015最新システムLEDライト第三弾は、AI Hydraです。

今回もあっさり簡潔に参りましょう~♪

AI Hydra 外観

写真はHydra 52ですが、これを半分にしたモノがHydra 26になります。
数字はLED素子数です。52=13×4、26=13×2 (1ユニッあたり13素子)
元祖Hydra(5×4=20素子)と区別するためのネーミングでしょうね。

AI Hydra 52

一見、DIY照明のような簡素な作りに見えますが、まあ、容姿は問題ではありません。
旧デザインを引き継いだのも、旧製品のアップグレードに対応するためでしょう。

AI Hydra ビーム角

見た目のビーム角は60°にも70°にも見えますが、とんでもない、よく見てください。

AI Hydra ビーム角80°

巷の集光レンズの特性にありがちな光の中央集中が見られず、照射面に対して全域にフラットな光量分布ですぜ!
しかも、この光の混ざりは秀逸!
これは素晴らしい!!!
その秘密は、この独自レンズ、通称ドングリレンズにあるのだ!(今僕が命名した笑)

AI Hydra レンズ

まず、レンズ高がすごくあるんですよ!
恐らく構造上の必然によるモノだと思いたいのですが(笑)、もし意図的に光の拡散に必要な屈折条件を満たすためにこの高さにしたのなら、僕はAIを尊敬します。正直、巷の汎用80°レンズでは、このHydraのようにワイドとフラットが見事に両立されたレンズを見たことがなかったので、このレンズの特性を見た時、マジで嗚咽を漏らしました(曝)

しかも、レンズ表面は一見タダのフロスト加工のように見えますが、よく見て!

AI Hydra レンズ表面

まさかコレ、フレネル加工なのか!?
だとしたら、広角にも寄与するし、ブレンド性にも寄与するはず。。。わなわな。。。
やばい。。。このレンズ、僕も作りたい(曝)
まあ、透過ロスやUVロスの度合いを調べてからだけど。
とにかく、久しぶりに他社製品に嫉妬しました(汗)

AI Hydra 採用LED

AI Hydra LED素子

またまた当たり前ですが、採用LED素子も公称通り!
過去に見た他社のスッゴイ詐欺の話は、、、そろそろ特集組もうか?

採用LED素子 公称データ 実機データ 実測波長
Hydra 52 Hydra 26
UV SemiLED 400nm ○ C3535U 411.2nm 409.3nm
Violet SemiLED 415nm ○ C3535U 417.2nm 422.1nm
DeepBlue OSRAM OSLON ○ LD CQ7P 449.6nm 446.0nm
RoyalBlue Cree XT-E ○ XP-E2 451.0nm 449.9nm
Green Cree XP-E2 ○ XP-E2 521.1nm 519.4nm
DeepRed OSRAM OSLON ○ LH CPDP 665.0nm 665.5nm
CoolWhite Cree XP-G2 ○ XP-G2 - -

ただ、このHydraの波長に関しては、やや不可解なことが。。。
AI Primeの時は、お手本のように等間隔に波長が分割され、405/420/440/470nmのようなフラットな分布を実現していましたが、このHydraに関しては、僕はちょっとスペクトルデザインの意図が判りませんでした。
まず、UVの公称400nm→実測410nmは、まあなんとかバラツキの許容範囲と言ってもやむを得ませんが、問題は、ほぼ同一の波長であるOSRAM DeepBlueとCree RoyalBlueを何故わざわざ併用したのか?と言う点です。
いや、今回はバラツキのせいで結果的にたまたま同じ波長になっちゃったけど、本来は440nmと450nmのブレンドが目的だったのか? いやいや、それにしても僅か10nmで近接する波長を混ぜるくらいなら、450nmと470nm、または440nmと470nmで組み合わせた方がブルー帯域をワイドバンドに確保出来たのに、、、これは一体???
ま、とにかく次項のスペクトルをご覧ください。

AI Hydra スペクトル

まず、AI Hydra 52のスペクトルです。

AI Hydra 52 スペクトル

そして、AI Hydra 26のスペクトルです。

AI Hydra 26 スペクトル

DeepBlue(D-BLUE) と、RoyalBLue(ROYAL) の波長が、、、同じです!汗
(強度の差は単純に素子×2ヶと素子×3ヶの違いです)
・・・もしこれが意図的な設計だと言うなら、理由を知りたいです。
あと、UV系も異様に弱いし。。。ま、それについては次回のRadionで徹底分析します。

今一度、AI Primeのスペクトルを見てみましょう。

AI Prime スペクトル

Hydraより波長管理も全然しっかりしてるし、何よりワイドバンドブルーです。

結局、PrimeとHydraのスペクトルは、どういったコンセプトでデザインされたんだろう?

AI Prime カラー AI Hydra 52/26
LED素子 実測平均 LED素子 実測平均
SemiLED U60 405nm - UV SemiLED U60 410nm -
15nm 10nm
SemiLED U70 420nm Violet SemiLED U70 420nm
25nm 28nm
OSRAM SQUARE 445nm DeepBlue OSRAM OSLON 448nm
25nm 2nm
- - RoyalBlue Cree XT-E 450nm
70nm
Cree XP-E2 470nm Blue - -
50nm
Cree XP-E2 520nm Green Cree XP-E2 520nm
- -

なぜこのような仕様分けになったのか?
単にPrimeが後から発売された分、スペクトルデザインも最新に改善されただけなのか?

そして、Hydraの公称スペクトルと実測スペクトルの比較です。
まずはHydra 52から。

AI Hydra 52 公称スペクトルと実測スペクトル比較

続いてHydra 26です。

AI Hydra 26 公称スペクトルと実測スペクトル比較

えっと、これわね、、、どうやら公称スペクトルの解像度が間違ってるようです(笑)
「400」って書いてある部分が、多分420nmくらいじゃないかしら?
恐らくこういうことです↓

AI Hydra 公称スペクトルの間違い

AIへの要望:
A demand to AI:

  • DeepBlueとRoyalBlueを併用した意図を教えてください
    Teach the intention that used RoyalBlue and DeepBlue to Hydra.
  • 公称スペクトルを正しく訂正してください
    Correct an official spectrum of Hydra right.

AI Hydra 操作性/オプション

Hydraは、本体だけ買っても点灯のオン/オフしかできません。調光やタイマー機能を利用するには、別途以下のどちらかのオプションが必須となります。

AI Hydra オプション

で、今回は左のリモコンを試してみました。
リモコンと言っても電池式ではなく、有線で電源供給が必要なタイプです。ま、WiFi飛ばすと電気食うから仕方ないですけどね。
ただ、スマホやタブレットの充電器と同様に、[USB]-[mini USB]のケーブルによってACアダプターと接続する形式なので、パソコンのUSBからも電源が取れるし、なかなか利便性は良いかもです♪

まず、通電してもそのままでは使えません。メニューから設定を実行して、近くのHydraを検出させ、同期させる、と言う手順を踏みます。その際、勝手に最新のファームウェア(多分リモコンに入ってる)でHydraが上書きされます。これ、同期させる度に更新させられるのですが、数秒程度なので特に苦にはなりません。ここまでのフローを終えると、リモコンから色々と操作が可能になります。(リモコン内のファームウェアを最新にするにはどうするんだろ?)

でもね、女性の方には、このリモコンの操作は辛いかも。。。
だって、このリモコン、、、めっちゃボタンが堅い!!!
ボタン自体はシリコンゴムのようですが、かなり強く押し込まないと「カチッ」と手応えがないし、その手応えがないと反応しません。なので、ピッピッピッと素早く操作することは困難で、どうしても、ポッチン、ポッチン、ポッチン、と言う感じの堅実な操作性になります(笑)
そもそもこのリモコンって、ご年配の方などスマホをお持ちでない方向けでもあるよね?
むしろボタンは軽くしておかないとダメな奴じゃん!笑
なので、スマホ持ってる人は、WiFiプラットフォームの方が楽かも?

ちなみに、実は似たような不便はKR90DRにもあったんですが、近々もっと押しやすいようにボタンを大きくするらしいです。多分、次回のディスプレイの変更の際に反映されると思われます。前回書き忘れてた(汗)

AI Hydra PAR分布

最後に、お役立ちPAR/Wattグラフをどうぞ♪ (クリックで大画像)

こちらはHydra 52。

AI Hydra 52 PAR分布/スペクトル

無断転載禁止 / Unauthorized reproduction prohibited.
Gebrauchen die Bilder ohne Genehmigung verboten.

こちらがHydra 26。

AI Hydra 52 PAR分布/スペクトル

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見たら判ると思いますが、HydraのPAR/Wattハンパねぇぇぇ!!!
はい。PAR/Wattが300オーバーというのは、実はHydraの事でした~♪

Hydraはあくまで2W駆動なので、3-5W駆動のRadionよりは高効率ですが、1W駆動のKRよりは本来効率は低いはずです。なのにKRよりもPAR/Wattが高い!?
確かにKRはOSRAMやCreeを使ってないので、厳密には青LEDや白LEDの効率は負けています。とは言え、それを補って余るあるはずの我らが1W駆動です。それを2W駆動が上回るには、LED素子の性能以外にもそれ相応の何か別の理由があるはずです。
はい。それがレンズの恩恵です(現時点での僕の見立て)
Hydraのレンズは、LED素子が発する光を余すことなく受け止め、如何に少ないロスでレンズ内を通過させ、しかも乱反射もなく全ての光線を漏れなく外へ放射させる。
恐らくそういうことだと思われます。
よってHydraは、超高効率大手LED素子高性能レンズの合わせ技により、PAR/Watt 300オーバーを実現しているんだろうと考えられますね。

しかも、グラフをご覧の通り、凄くフラットでなだらかなPAR分布なのです。
普通のレンズなら中央に光が集中しやすいので、仮に中心PARが 1000 umol/m2/s あっても大して驚きませんが、このHydraはこのフラットなPAR分布にも関わらず、中心PARが1000以上ありますからね。もう本当にビックリです!

Dear Aqua Illumination, Good Job!!
Also do your best about wavelength management.

Hydraの評価はかなり明暗が分かれましたが、オススメポイントをまとめると、

  • 超高効率LED素子採用による高効率&大光量!
  • 高性能レンズよる光量差の少ないフラットなPAR分布!

以上、最新Hydra 52/26のレビューでした。

次回は、EcotechMarine Radion G3 Proです。

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