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20131月11

T5レビュー:GIESEMANN PowerChrome

この記事を含むタグの全記事リスト: T5 スペクトル 蛍光灯

ふとした経緯で、ギーゼマンパワークロムと言うT5ランプを試すことにしました。
検索したら、たまたま見つけた即日発送と言う売り文句に惹かれ即注文♪
ブルーミングアクアさんです。
基本的に在庫販売なので、15時までの注文分は大抵即日発送できるそうです。
よくある受注後に取り寄せと違って、急ぎの時なんかはありがたいですね。
ま、別に急いでなかったけど、待たずに済むならそれに越したことは無いですし。

今回は気になる5タイプを購入。ピンク系とか赤の入ったモノは辞退しました(汗)

GIESEMANN PowerChrome

  • GIESEMANN PowerChrome - Midday
  • GIESEMANN PowerChrome - AquaBlue+
  • GIESEMANN PowerChrome - LagoonBlue
  • GIESEMANN PowerChrome - Actinic+
  • GIESEMANN PowerChrome - PureActinic

GIESEMANN PowerChrome 球

光色はこんな感じ。

GIESEMANN PowerChrome 光色

個別にスペクトルを測定してみました。

GIESEMANN PowerChrome 各ランプ実測スペクトル

最後のPure Actinic、、、残念でした(苦笑)
まあ、そうだろうねぇ。。。

では、さらに突っ込んで、実測値とメーカー公称値を比較してみます。

GIESEMANN PowerChrome 各ランプの実測スペクトルと公称スペクトルの差異

1番目のMiddayは、公称値はなかなかフラットな理想的なスペクトルでしたが、実測値は普通に緑の前後が沈んでますね。まあ、むしろその方が妥当な曲線です。

2番目のAquaBlue+は、ATIで言うところのAquablue Specialです。ほぼ一致。

3番目のLagoonBlueは、AquaBlue+とActinicを足したような感じ。意図的に混ぜて作り出すくらいなら、これ一本で済むので意外と重宝するかも?

4番目のActinicは紛らわしい名前だけど、ATIで言うところのBlue Plusです。まさに。なんでこの名前にしたんだろう?

5番目のPureActinic、これこそATIで言うところのActinicそのものです。残念ながら公称スペクトルのUV大盛りは何かの手違いだったようです(笑)
ま、やっぱり所詮こゆのは一般向け製品の流用品なので、アクア専用に開発された蛍光体を使ったT5なんて存在しないのでしょう。あっちもこっちもみんなみんな兄弟です。
次回、ATIの同様のレビューを出しますので、その際に比較してみてください。

とりあえず、スペクトルだけ見れば、

  • PowerChrome AquaBlue+ ≒ ATI Aquablue Special
  • PowerChrome Actinic+ = ATI Blue Plus
  • PowerChrome PureActinic = ATI Actinic

と言うオチでした。

それにしても、このPowerChromeの公称スペクトルは、かなり適当ですねぇ(汗)
適当と言うより、これ、多分測定器が壊れてるか、測定方法が可笑しいです。
グラフを作成した時点で気付かなかったのかしら???
わざと放置してるなら景品表示法違反でしょっぴくぜぇ?

The official spectrum is considerably wrong.
Probably the measuring instrument is out of order, or the method is wrong.
When a graph is created, GIESEMANN should notice.
It is a fraud if maker perform it intentionally.

最後に、ATI SunPower 24W×4を使って、およそ実用的な構成も試してみました。

  • 系統 1 (白ch): Midday + AquaBlue+
  • 系統 2 (青ch): Actinic+ + PureActinic

でもMiddayの替わりにAquaBlue+×2の方が良いかも?

GIESEMANN PowerChrome 実用構成

色温度は計測不能ですが、x,y座標から見て、およそ50000Kくらいかな?

尚、PureActinicは1本しか入れなかったので、400nmは相対値で約2割しか確保できてませんから、ブルー系蛍光タンパクに対してはちょっと物足りないかも知れませんね。。。
まあ、足すにも限界がありますが、灯具の許す限り入れたいところです。

さて。スペクトルはこの辺にして、次は光量の測定結果を見てみましょう。
手を抜いてメタルラックに載せて測ったので、ちょい暗めに出てるかも(汗)

結果は・・・うーん。。。PowerChromeって、ATIより結構暗いようです(汗)
ま、これが価格差って奴かも知れません。まさに差額1,000円分の違いが。。。笑

100W構成
30cm測定
ATI GIESEMANN
PowerChrome
eco-lamps
KR93SP 24″
試験灯具 ATI SunPower 24W×4 -
構成 Aquablue Special ×2
Blue Plus ×1
Actinic ×1
=96W
Midday ×1
AquaBlue+ ×1
Actinic+ ×1
PureActinic ×1
=96W
白ch 63W
青ch 28W
=91W
交換球価格 (24W) 約3,000円 (1本) 約2,000円 (1本) -
JIS 照度 (AA) 10,814 lx 8,936 lx 18,368 lx
簡易照度 (CIE) 19,560 lx 14,880 lx 34,530 lx
PPFD 372 umol/m2/s 275 umol/m2/s 666 umol/m2/s
UV (UVA-UVB) 19.1 uW/cm2 39.1 uW/cm2 51.7 uW/cm2

* クリアパネルを外して測定、30分点灯後に測定

参考にフルスペも並べてみました。いじわる?笑
PowerChromeの方は専用灯具じゃ無いので云々・・・と言うケチが付くかも?笑

考え方としては、PowerChromeの方の白chにLagoonBlueが入ってる分、ATIの構成に比べると緑の帯域の強度不足がやや照度結果に影響したかな?とも考えられますが、それだけでPPFDに100umol/m2/sも差が付くことは考えられないので、要するにPowerChromeはATIよりも2割は暗い、と言うことができそうです。但し繰り返しますが、純正灯具だとどうなるのかは判りませんよ?よ?

また、UV値について念のため補足ですが、どこかにも書きましたが、フルスペの場合はLEDは単波長なので、UVメータが示す値は明らかに380-400nm(400nm LED由来)のUV強度を表しますが、T5の場合はUVメータの測定範囲280-400nm全域に微量の漏れUVを発しているため、それらが積もり積もった総和量としての値になります。よって、T5のUV値を見ても感嘆には値しませんからご注意ください。

  • LED(400nm入り)のUV測定時の判断:
    UV値 ≒ 400nm LEDの短波長側成分(380-400nm)の積算値
  • T5のUV測定時の判断:
    UV値 ≒ 280-400nmの全域の漏れUVの総和量

今回はPureActinicの公称スペクトルに期待(350-400nm大盛り?)してのレビューでしたが、残念ながらそんなに美味い話は無いって事が判りました(曝)
そんでもって、ギーゼマン・パワークロームは安かろう暗かろうと言う結果も判明?したので、その辺をよく理解した上で使用する分には問題ないと思います。

以上、参考になれば幸いです。

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