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海外遠征:eco-lamps中国工場、2日目

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本日は中国のeco-lamps製造工場視察2日目です。
昨日はeco-lamps社のLEDメーカーぶりをお披露目しましたが、本日はeco-lamps社の照明メーカーとしての側面を簡単にご紹介します。

1/9 - リーフLED講座(大阪) ←済み
1/10 - eco-lamps本社(香港) 挨拶 ←済み
1/11 - eco-lamps工場(中国) 視察 ←済み
1/12 - 〃 ←今日ココ
1/13 - 帰国(大阪)
1/14 - 帰宅

1/12 8:30
朝、起床してホテルの窓からパチリ。。。

中国のホテルの窓から

雨でも霧でもないのに、空気が霞んでます。。。
中国の空って・・・やばそうです。。。

部屋を出る際、ふとドアの張り紙に目をやると、なにやら見慣れない方言が?

中国のホテルのドアに怪しい日本語が・・・

疎開地するの!!!
この案内に従えば、ホテルが非常時でも安全に疎開地できます。

え? チャールズ氏が起きてこない?
チャールズ氏の部屋からはドア越しにアラームの音が延々と鳴り響いてます。。。
シャワー中なのか、はたまた先にロビーに下りてるのか?
しかし、和田氏とロビーに下りてみるも、チャールズ氏は見つからず。。。
待てど暮らせど、軽く小一時間が過ぎてしまい、諦めて先に朝食を食べに別棟へ。。。

あら。
優雅にモーニングコーヒーを嗜むチャールズ氏発見!笑
感覚?考え方の違い?
ま、とにかく見つかってよかった。。。

その後、中国のスタッフの方がロビーにお迎えに来ました。
さあ、今日も元気に工場見学です♪

1/12 11:00くらいかな?
再びeco-lamps中国工場へ到着。

まず、近日BHが予定している波長補完用スポットランプをシミュレーションするために、手持ちのスポットを用いて光束やスペクトルを計測するデモを見せていただきました。
↓これがその積分球分光システムです。

照明機器の光束・スペクトルを計測する積分球システム

上は、積分球の現物と初対面し、ご満悦のエイジ氏。
この積分球は1.5Mタイプですが、他にもいくつかのサイズがあります。
下は、スペクトル分析中のフローを見つめるスタッフと和田氏。
何しろ丸い積分球を使うため、つい背中も丸くなります。。。

ちなみに、パソコン画面への出力結果表示はこんな風になります。

積分球分光システム結果表示例

画像は例としてKR93SPフルスペの青チャンネル

積分球についての情報はググッていただくとして・・・。

要するに、照明機器を製造するメーカーとしては、照明機器の光量(光束/放射束)やスペクトル分布を知る上で絶対に欠かせない装置が、この積分球分光システムです。
また、これを使えば目的の光量・スペクトルを目指して、何度でもデモ機の仕上がりを煮詰めていくことが可能になります。
逆にこれを持たないメーカーは、作成した製品の光量・スペクトルを知る術もなく、結果的に作成した試作ブレンドをそのまま完成品として流通させるしかありません。勿論、どんなに性能データを求められても、測ってないものは公開しようも無いですから。。。
また、いくらLEDスペクトラで誰でも簡単にスペクトル計算が可能になったとは言え、計算値と実測値には大小さまざまな誤差が生じるため、最終的にはこのようなシステムを用いて現物のスペックを把握し、より磨き上げる必要があります。
しかしこれらは、照明メーカーにとっては、ごく普通の日常的なフローなのです。

それにしても、現在、アクアLED製品や製造メーカーは、一体どのくらいあるのだろう。。。 光量もスペクトルも(採用したLED素子データではなく製品の合計光量とスペクトル)、早く全メーカーが公開できる日が来れば良いなぁ。。。 少なくとも、買ってみないと光量すら判らないなんて、不便なナンセンスは早く根絶したいところです(汗)
これは、製造元であるメーカーに頑張って貰うしかありません。僕には、LEDスペクトラの提供だけで精一杯ですし、さすがに積分球までは用意してあげられません(笑)
また、スペックを偽装することは論外ですが、スペックを伏せたり、酷い時は売り手自身がスペックを把握してないなど、お粗末な業者も多々見受けられるので、彼らには今後どうか精進して欲しいと思います。
そして、製品スペックの開示について、僕も今後もっと強く訴えていこうと思います。

話を戻して、
eco-lamps社の製品シェアは、一般照明が9割、アクア照明が1割だそうです。
しかし、そもそもの分母が大きい上に、最近ではKRシリーズだけでもかなりのオーダーが動いており、今後の体制も踏まえて、最近点灯試験ルームを広くしたそうです。
ちなみに、AcanLightに出荷しているOEM機だけで、毎回○百単位で出て行くとか(汗)

KRシリーズ試験ルーム

左から和田氏、エンジニア、チャールズ社長、チーフ

写真は点灯試験ルームでプログラムのデモンストレーションを見せてもらってる様子。
実は、香港で打ち合わせた際に指摘しておいた問題点なんかを、この時既にひとつの改善例として見せてくれました。そうそう!そんな感じ!!!仕事速ぇぇぇ♪
今後、さらにブラッシュアップして、いずれ製品に本採用されていくことでしょう♪

中国2日目も大満足のエイジでした。

そう言えば、お昼に食べた近くの小さな定食屋さん、美味しかったなぁ。。。
見た目、営業中か準備中かいまいち判らない印象で(汗)、客も僕らだけだったけど、それでもあんな旨い中華料理がゾロゾロ出てくるんだもんなぁ。。。彼らにとってはあくまでも普通の家庭料理なんだろうなぁ。。。

そんなランチのほのぼのとしたひとときに、空気を切り裂くようなチャールズ氏のひとこと。
エージ、ハウ・メニー・ピーポー、ユア・カンパニー?
どうしても泣かせたいのか。。。
メイビー、、、アイム・ユア・スケール、トゥー!
声にできない心の声。。。

さて。今回もマップタイムです。
まず、香港から中国アモイまでの位置関係です。ちょうど台湾の向かい側ですね。

香港と中国アモイの位置関係

そして、アモイの空港からホテルのある泉州までのルートがこちら↓

アモイの空港から泉州のホテルまでのルート

但し、eco-lamps中国工場の場所は、守秘事項につきトップシークレット!?
ではなく、単に道を覚えてないだけ。どこだったのかな。。。途中のどこかだろうけど。。。

ちなみに「酒店」と言うのは酒屋ではなく、中国ではホテルのことを指すようです。
さらに、「酒家」と書くとレストランだそうです。。。
・・・逆の方がしっくり来ない?笑

この日、ペットホテルのスタッフが栗に噛まれたらしい(大汗)
オー・マイ・ガッ。。。

一応つづく

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