昔から僕はバロニアとはまったく縁が無かったので、巷の人が
「バロニアは1粒でも割れたら大変なことになるっ!」
と脅していたのを、今までずっと他人事のように思ってました。
しかし、そんな僕にも、ついにバロニアが光臨しました。
元々水槽には居ませんでしたが、ある日、なぜかライブロックに1粒発生しました。
ライブロックに胞子が付いていたのか、あとから持ち込まれたのかは判りません。
で、1粒だし♪・・・と余裕こいてたら、それはみるみる大きくなっていきました。
とは言え、ライブロックの凹みに食い込んでいたので、僕は無理に引き剥がすことを躊躇してました。
そう、昔聞いた脅しのせいです。

しかし、そのバロニアは、ついには鶏の卵Sサイズくらいに育ちました。
で、持て余してたら、気がついたらいつのまにか割れてました!?
どどどーしよう!?
「大変なこと」ってなんだろう!?
今では週に一回、ヘルシーサラダが食卓に♪(ウソ)

結論:バロニアは1粒でも潰れると確かに大変なことになる♪
あ、以前TAKAさんから頂いたホソジュズモも、あまりに繁殖力がすごいので知人に預けたのですが、どこかに細胞が残ってるらしく、定期的に写真のように生えてきます。しかも上の写真くらいのラインが1本育つのに一週間も掛かりません。あっという間に伸びてきます。海藻の生命力、恐るべし!
もうひとつの悩みは、ライブロックに生えるチクチクの硬い海藻。
特に太陽光LEDにしてからかなぁ、猛威が激しいのは。。。

最初はチョロチョロと数本だけだったし、芝生みたいで気に入ってたのですが、まさかこんなに育つとは。。。これ、無理に引き剥がして良いかなぁ?
ここまでくると、もうライブロックは機能して無いんじゃない?
いやいや、むしろ海藻の吸収量の方が大きいでしょ♪
さあ、どう見ます?
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寒い時期にナンですが。。。

こちらはお遊びバージョン(笑)
でもよく冷えました。
特にII なんて馬鹿みたいに冷えました。むしろヒートシンクが常時ちべたいの(笑)
さて、こちらが本命。

40mmファンタイプ+21Wランプで-13℃の冷却能力。
25mmファンタイプ+7Wランプでは、-11℃の冷却能力でした。
ま、見たら大体判ると思うので、説明は割愛します。
製品化に興味があるメーカーさんはご一報を♪
ついでに、ファン冷却による高出力化実験をご紹介します。
テスト機はLeDio 7改・太陽光ブレンド7W。
この太陽光ブレンドには全て3W素子を採用していますので、最高で3W(@700mA)までの駆動が可能になります。
ですから、あくまでも1W素子を搭載している純正品での実験はやらないように(汗)

まずは、駆動電流ごとの照度と温度を確認しました。
電流 |
電圧 |
電力 |
30cm照度 |
基板温度
(室温20℃) |
照度減衰率 |
直後 |
30分後 |
280mA |
20.8V |
5.82W |
9,330lx |
9,210lx |
41℃ |
98.7% |
320mA |
21.1V |
6.75W |
10,300lx |
10,090lx |
45℃ |
98.0% |
350mA |
21.2V |
7.42W |
10,980lx |
10,700lx |
48℃ |
97.4% |
500mA |
21.9V |
10.95W |
13,970lx |
13,250lx |
55℃ |
94.8% |
600mA |
22.2V |
13.32W |
15,510lx |
14,500lx |
62℃ |
93.5% |
700mA |
22.5V |
15.75W |
16,750lx |
15,230lx |
69℃ |
90.9% |
お? 3W駆動(@700mA)でも意外とファン無しでいけるんちゃう?
と思わせぶりつつ、よく考えたら今は冬です。夏だとアウト(汗)
それにしても、熱を帯びるとかなり照度が減衰しますね。。。これは勿体無い。
で、それを冷却ファンでどれだけ克服できるのか、その実験結果がこれです。

経過時間 |
30cm照度 [lx] |
基板温度 [℃] |
照度減衰率 [%] |
ファン開始 |
15,230lx |
69℃ |
90.9% |
5分後 |
15,970lx |
58℃ |
95.3% |
10分後 |
16,310lx |
52℃ |
97.4% |
15分後 |
16,460lx |
50℃ |
98.3% |
20分後 |
16,500lx |
49℃ |
98.5% |
25分後 |
16,530lx |
49℃ |
98.7% |
30分後 |
16,540lx |
49℃ |
98.7% |
おおお!
先ほどの冷却ファン40mmタイプで20℃も下がりました♪
熱による照度減衰率も、ファン無しの90.9%から98.7%まで改善♪
あとは、この筐体に収まる700mAのドライバさえあれば、ファン必須条件で21W駆動が可能なんだけどなぁ~。照度も純正ドライバだと10,000lxだけど、3W駆動+ファンなら16,000lxオーバーで超魅力的~。
ま、現実問題としては、組み込み可能なサイズのドライバは無さそうですけどね(涙)
それに、ファンに依存した放熱設計は、やっぱり気が乗らないか。。。
でも、それよりも見て欲しいところは、LEDは熱を持つと効率が下がると言う点です。ちゃんと冷却すれば、照度も減衰することなく維持できます。
冷却ファンの利用は、単に素子やドライバの寿命対策だけではなく、効率や照度対策にもなるということですね♪
ちなみに先の紹介では、40mmタイプの冷却能力はLeDio 21で-13℃でしたが、これはあくまでも純正品での冷却例であり、今回はLeDio 7の筐体で試したことから、-20℃の冷却効果が得られたのかな?と思います。
以上の結果から、小型扇風機でも良いし、PC用ファンでも良いし、ほんの少しの微風でも良いから、とにかくLEDには風を当てておくことが非常に有効と言えるでしょう。
但し、ファンにはダクトを設け、可能な限り水槽から離れた位置の遠くの空気を取り込んで送風するのが吉。なぜかと言うと、水槽上空に直接ファンをつけると潮風を当てることになり、あとは言わずもがな。。。そう、錆びます。。。
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先日届いたDXの荷物の中から、20W白色LEDモジュールをご紹介します。
モジュール本体と駆動ドライバはDXにて購入、ヒートシンクは手持ちの流用です。

2,000ルーメンと言えば、60W型LED電球で約4ヶ分、今回僕が作った太陽光LEDシステムとほぼ同等の光束量です。特に欲を出さなければ60cm水槽1本くらい軽く照らすでしょう。それがこのモジュール1ヶで実現できるのですから、なんとも嬉しいアイテムです♪
写真でも判るとおり、このモジュールには発光チップが5×4=20ヶ入ってます。て事は、単純に1Wチップが20ヶ=100lm×20ヶ=2,000lmと言うところでしょうか。
なので、これを駆動するには、3V×5=15V以上、350mA×4=1,400mAのドライバが必要になります。
でも大丈夫。そのためのドライバがDXにはちゃんと用意してありました。それが写真の1,300mA/20Wのドライバです。出力電圧は約16~18V。これでほぼ定格のドライブが可能になります。
問題は放熱です。20Wの放熱ともなると、チンプなヒートシンクでは足りません。20Wと言うくらいなので、LeDio 21クラスの筐体(実際にはLeDio 21はLED部16W程度なので、LeDio 27クラスが妥当かな?)が必要になると言うことです。
くれぐれも裸で通電しないようにご注意を!(数秒くらいは良いけど)
いざ、実食っ♪

すっぴんでもこの明るさっ!!!
広角180°にも関わらず5,000lx/30cmオーバーでっせ!?
さらにガラスレンズで約90°のビーム角を作ると、1万ルクスにも迫る勢いです♪
ただ。。。
これはあくまでも一般白色LEDなのです。。。
そう、シアンと赤が足りません。。。
自作派なら、既製品と同じものを使うことに抵抗もあるでしょう。。。
それに、どうせ使うなら波長問題が回避できるものを使いたいところ。。。
あぁ、高出力の高演色モジュールは無いものか。。。
となると、やっぱし以前も紹介したXicatoのArtistシリーズしかないっしょ!

僕の太陽光LEDシステムにも採用してますが、青+RG蛍光体の高演色白色LEDの中では世界最高峰のスペックを誇ります。何より20Wモジュールと言うのが使い易くて有難い♪
とは言え、高演色なので2,000lmとはいきません。せいぜい700lmです。
価格もそれなりに良い値段してます。でも、銭型を20W分買うコストを考えれば妥当ではあるかな。ただ、市販品では無いので、あくまでもサンプル価格ですが。。。
あと、色温度が4000Kと低いため、色味的にもブルー系の補助が必須になるでしょう。その意味では銭型の6500Kの方がオススメです。でも水草には最高の太陽光かも?

ん。
結局、Xicatoや銭型をオススメするエントリーになってしまった。。。苦笑
でも、もしXicatoのモジュールが欲しい方は、国内の代理店さんを紹介しますよ。
個人でも多分大丈夫だと思います。
それか、ヤマギワさんの照明にも採用されているので、それを買うのも手かな。
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