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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

エダコモンの天使の輪

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実はまだ公開してなかったエダコモンの欠片があります。

エダコモンたち

左右の個体は前回ライブロック片に接着した個体。
ちなみに左の個体は2日前から様子が可笑しい。なんか萎縮してポリプ渋ってる状態。ヤドカリに乗られすぎか?
一方、右の個体は根元も活着して順調のようです。相変わらず上には伸びないけど(汗)

そして中央の大豆サイズは、いつ折れた破片か不明だけど、いつも砂の上を転がって気の毒だったので、あのあと別のライブロック片に穴を開けて、ただ挿しておいた個体。今は完全に活着しました。

ところでこのチビコモンは、それまでずっとコロコロ転がってたせいだと思うけど、蛍光グリーンがすっかり退色して茶色くなってました。最近はなんとなく緑が乗り始めたように見えますが、それでもまだまだ茶色です。

いや、実はそれよりも気になることがあって、ずっと監視してました。
それは、ポリプの中に金色の天使の輪があるんです!?
始めは、退色して茶色くなったせいで、そう見えるだけだと思ってました。
でも、岩に活着させて蛍光グリーンが乗るのを待ってたら、それよりも天使の輪が益々目だってきちゃいました(笑)

大豆サイズのエダコモン

左は夜中にフラッシュで撮影、真ん中は日中の照明点灯中にフラッシュで撮影、右は更に水面からフラッシュ撮影です。
判ります? なんか、光に良く反応するオレンジ?の蛍光色の輪があるんです。

これまで敢えてLeDio群のUVが当たらない水槽中央奥に配置して、メインの光(白+青)だけで様子を見てるんですが、単に光量不足なのか、UVが関与するのか、益々判らなくなってきました。。。

でも、先日のTetsuo氏のエダコモンの記事を見て、待てよ?と思い、元々の母体の方もよく観察してみました。
すると、いままで気づかなかったけど、日当たりの弱い側面などは、やはり天使の輪が微かに見られました。

普通の蛍光グリーンのエダコモン

画像の撮影条件と順は上の画像と同じです。

そうか。この天使の輪は元々この子が持っていて、蛍光グリーンが乗り始めると後退あるいは隠れてしまうのかも知れない。

でも、そこで疑問です。
あれ? 沖縄くんって、こんなだっけ?(汗)
そこで、またまた10年前の画像を漁ります。なるべく側面も映った奴を。

2000/6時点の沖縄くん

うーん。。。やっぱし、そんな模様も色素も見当たらない。。。
当時はメタハラで側面もある程度照らされていたからなのだろうか?
はて。。。?

アクアリストの水槽をあちこち渡り歩くうちに、いつしか他の色素を獲得したのか、あるいは元々持っていたけど今は光量不足で完全に消えてないのか。。。?

ケントパパに聞いてみようにも、確かこないだ茶色くしちゃって・・・汗

どなたか沖縄くん持ってませんか?

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テナガツノヤドカリ物語

この記事を含むタグの全記事リスト: ヤドカリ情報

伏線 1. 『南極物語』 - 1983/7/23公開

27年前の今日、愛と感動の物語が公開されました。
南極の昭和基地に残された樺太犬たちの、辛く切ない物語です。。。

伏線 2. 南極にはテナガツノヤドカリはおろか、ヤドカリ自体存在しない

南極にはタラバガニの仲間は居ますが、殻を背負ったヤドカリは棲んでません。

テナガツノヤドカリ物語

和名:テナガツノヤドカリ
学名:Diogenes nitidimanus Terao, 1913

2009/6、地元で自身初のテナガツノヤドカリをゲット。
甲長で約3mm程度の比較的小さな個体のみを飼育開始。
あれから約一年が経過するも、まったく大きくならず。。。
多分、餌不足だろうか。。。

餌不足といえば、南極物語の犬たちも、腹を空かし、吹雪に埋もれていった。。。
一方5L水槽でも、砂に埋もれたハングリーなヤドカリたちが!?

タロぉぉぉ!

手前のテナガツノヤドカリ

ジロぉぉぉ!

奥のテナガツノヤドカリ

今日もご馳走を夢見て、天に祈りを奉げている。。。
可愛いので、ついついビオアクアが多くなる♪

・・・て、結局南極、タロジロ言いたいだけかっ。

監督さん :
サンタマルターエイジ

俳優さん :
テナガツノヤドカリのタロ
テナガツノヤドカリのジロ

照明さん :
LeDio 9 PearlUV3
LeDio 9 DeepUV3

カメラさん :
NIKON COOLPIX5200
Macro Mode
Preset-Auto
F/2.8
1/40sec
ISO-64

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LEDと光合成とpHの推移

この記事を含むタグの全記事リスト: 水質コントロール

何故か今手元にpHモニタがある(笑)ので、数日前から水槽のpHの変動をモニタリングしていました。

小型水槽のpHの変化

監視日によってポイントの色を変えてます。
一時間毎に目視で監視していたため、どうしても一部が歯抜けです(汗)
でも、およその変動グラフが得られました。
尚、pHモニタの校正や安定度から若干の誤差もあると思いますので参考程度に。

僕が現役の頃、水量は約150Lで、pHの変動幅はおよそ8.2~8.4、KHは8程度、ORPは450mV前後でした。しかし、現在の5L水槽は、KHが8~9あるにも関わらず、pHの変動幅が7.8~8.6もあります!?

こりは一体。。。

もしかして、5Lと言う水量はあまりに少なすぎるのかしら?
コップとバケツにそれぞれお湯を張り、どちらが早く冷めちゃう?みたいな違いでしょうか?

以前からもpHの低さは薄々感じてました。
なので、照明の消える夜間はタイマーで強力なエアレーションを実施していました。
しかし、それさえもあざ笑うかのようなこのpHの挙動。。。
これは、小型水槽の宿命として、付き合っていくしかないのだろうか。。。
あるいは、不本意だけどもう少しだけKHを高めにしちゃうか?

でも、面白いことも判りました。
それは、朝の9時以降のグラフに現れています。
まず、朝の6時からLeDio 9群が点灯しますので、それに伴ってpHは緩やかに上昇を始めます。次に9時になると、加えてメインのデモ機と今回作成したオリジナルブレンドが点灯しますが、それを境に突然グラフが急勾配に上昇していきます。

ほほぉ!

これはサンゴは勿論、砂面やライブロックの藻類・海草、そして植物プランクトンなど、それらがLEDの光にもレスポンス良く反応していると言うことだ。LEDの光は確実に光合成に利用されているぞっ♪、とね。

と言うことは、非現実的ではあるけど、いくつかの水槽にそれぞれ波長の異なるLEDを与え、それぞれのpHの変動を監視すれば、どのLEDでどれだけ活発に光合成が行われているのかが判るかな?
ま、あくまでも方法論のひとつとして。

それにしても、5Lと言う水量は、つくづく不自由だな。。。
なぜ僕はこんな自虐行為を・・・(曝)

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