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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

デジカメと顕微鏡で微生物を撮影する

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で、本日3つ目の記事は、約束通り顕微鏡秘話を。

以前、デジカメとルーペで微生物を撮影すると言う記事を投稿しましたが、今回はそれの顕微鏡版です。本来なら先にこっちを書くべきでしたが、誰も興味がないかなと・・・(汗)
でもひょっとして・・・遂に顕微鏡の時代かしら?

愛称:Poo (Gnathostomulida/顎口動物類)

苦節10年。ひとり黙々とワラワラを撮り続けてきました。。。
そしてようやく、謎の生物Pooとの出会いと感動を皆様にお伝えする時がやって参りました!
え? Pooは要りませんか。そーですか。
ちなみにPooが気になる方は、ワラワランド顎口動物を参照。動画もあるよ♪

最小限の設備投資でマクロの世界を体験する

顕微鏡と言っても、研究室で使うような大層な代物ではありません。や、ホントは欲しいけど、ホビー用途にはなかなかに高価で、おいそれと手が出ません。なので、小学校低学年向けの学習用を駆使します。デパートのおもちゃ売り場(?)とか、ホームセンターで手にはいるような安価なモノで十分です。
ちなみに、比較的大型のカイアシ類や等脚類(1mm前後)あたりを観察するなら実体顕微鏡、またはそれらの細胞レベルの検鏡やピコピコ系を観察するなら生物顕微鏡がお勧めです (違いはググッてみてくださいませ)

僕のはこれです。10年ほど前にホームセンターで1万弱で買いました。

ケンコーのFMS-1200

倍率 対物レンズ
15倍 60倍 80倍
接眼レンズ 10倍 150倍 600倍 800倍
15倍 225倍 900倍 1200倍

株式会社ケンコーの顕微鏡で、Friend FMS-1200 と言う機種です。
でも、株式会社フレンドと言う説明書も入ってます。なんのこっちゃ。
で、色々考えたら、多分ですが、ケンコーのFMS-1200と言う顕微鏡に、マイクロスコープやら付属品やら色々セットにして売ってるのがフレンドと言う会社なのかな? と。
ま、どーでも良いけど(汗)

中身はと言うと、この手の商品にありがちな怪しさを放っています(笑)
でもね、これ最高です。いろいろ融通が利くのです。付属品の多くは全然使い道が無いけど(苦笑)、スコープ部を外すと鏡筒口が広いのでデジカメで覗きやすいし、反射鏡はミラーとライトが切り替えられるので、電池を入れれば光源に困りません。
但し難点はピント調整に微調整が無いこと。ま、ホビー向けなので仕方ありませんけど。なので、ピントの調整にはかなりの苦労を強いられますが、ま、要は慣れです。コツが掴めるまで使い倒してください♪

今ググッてみたら、まったく同じものがまだ販売されてるようですが、こんな古い機種、ホントに在庫があるのか疑わしいので、もし同じものが無かったら似たようなものを探してみてください。ま、安いしね。

マクロの世界を撮影してみよう

で、これを使ってワラワラを撮影する訳ですが、他にも必要なものがあるので紹介します。

  1. マクロ機能の付いたデジカメ (動画が撮れれば尚良し)
  2. ルーペ (僕の場合、外した接眼レンズの代わりに必要)
    尚、ルーペについてはデジカメとルーペで微生物を撮影するを参考にしてください (但しスケール窓は不要なので外します)
  3. 三脚(手持ちじゃきついので)

撮影機材

いつもこんな感じで検鏡してます。かなりの力技です(^^;
ちなみに撮影しないときでも、こんな設備で検鏡してます。何故かというと、単眼式を片目で覗くのが苦手なのと、年のせいか目の中に飛蚊症がウニョウニョするのと、目が細いせいかまつげが写って邪魔になるからです(汗)
その点、デジカメのモニタなら明るくハッキリ見えるので、これに慣れるともう戻れません♪

顕微鏡 FMS-1200 + デジカメ サンプル動画

* 映像フィルター・エフェクト無しのデフォルト画質です

あと、動画については、僕のデジカメはMOV形式なので、これを編集時にAVI にエンコードしたり、FLVの変換ソフト(RiveとかAdobeとかMediaCoderとか)で最終的にFLVやMP4にエンコードしてます。で、サーバーにアップして、FLAVER 3.0 でページに貼付、と。

USBタイプのマイクロスコープも手軽で便利

Windows Me 時代には、こんなものもありました。
インテルのマイクロスコープ QX3 です。

Intel Microscope QX3

当時としては画像キャプチャ機能と動画撮影機能を備えた唯一のUSB顕微鏡で、内蔵ライトの切り替えで実体顕微鏡としても生物顕微鏡としても機能する優れものでした。しかも、レンズ部は脱着可能なので、ヘアケアチェックもできたりして(曝)

現在この製品は既に絶版になってますが、幸い近年ではUSBマイクロスコープと言う分野が広く浸透して、各社からさまざまなタイプの製品が出回っていますので、品定めに困ることはないでしょう。

注意点としては、顕微鏡ほどの倍率が無いことや、多くは実体顕微鏡のような構造なので、QX3のような多機能なモノは製品がかなり限定されるでしょうね。また、QX3については画質はあまり良くないので、ホントに小さなモノをバッチリクッキリ観察したい人には向きません。最近の機種ならある程度CCDの性能は上がっているとは思いますが。。。
もし良いモノがあったら教えてください。

インテル・マイクロスコープ サンプル動画

* 映像フィルター・エフェクト無しのデフォルト画質です

CCDの解像度が低くて暗いため、またフレームレートも低いせいか、全体的に眠い映像なのが難点です。その他、ソフトウェア使用時のモニタ解像度が800×600固定なのも不便かな。当時は良かったんだけど、今じゃ画面が狭すぎますよね(汗)

ちなみに当時は Windows Me 専用でしたので、他のOSでは使用できませんでしたが、ちょうど絶版になったあたりの時期に Windows XP 対応のソフトがインテルから無料配布されました。でも、XPに対応したと言うだけで、多々ある不便は解消されず・・・(汗)

その他、何か不明な点があったら、コメント等でご質問下さい。

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VM Method:4日目の検鏡結果

この記事を含むタグの全記事リスト: VMワラワラ実験

で、本日2つ目の記事は、VMワラワラ実験の4日目の検鏡結果です。ここまできたら、もう見てみるしか無いでしょ。でも明日は休みたい(汗)

で、見てみたら、3日目まで猛烈に増殖してきたピコピコ軍団が、4日目ではあまり変わらず、いや、むしろ減ったかな?くらいの印象でした。もう炭素源使い切ったのかな?
しかし、それが関係あるのかどうか、少し大きなピコピコが目立ってきました♪

と言う訳で、今回は小さなピコピコはお休みして、少し大きなウニョウニョ特集です。

形状変化は、まるでアメーバのようです。
でも動きはピコピコ系?
これらは、やはり食物連鎖の勝ち組みなんだろうか。。。

ちなみにこの手の大きめのウニョウニョは、ウォッカ容器でもみりん容器でもほとんど同レベルで見られました。

また、みりんの方では、4つ目の動画にあるような、おかしなのも発見できました。
以前、茶ゴケ付着テストの結果の3つ目の動画に載せた多毛類の幼体の、更に小さな個体のようにも見えるけど、詳しくは判りません。形状はコペポーダにそっくりですが、動きはまるで違います。なんとなくモグモグしながら移動しているようにも見えます。ツチノコみたいで可愛い~(^^;

さて。炭素源消費により増殖が飽和したのか、あるいは淘汰(摂取)なのか、もうしばらく見ていきたいと思います。
でも次は一週間目の様子と言うことで、10/11の日曜あたりにさせてください♪

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ライブロチェック:リハ再開10日目

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珍しくネタが押してるんで、今日は3記事投稿します(笑)

まず一つ目は、ライブロチェックのリハ再開途中経過として、10日目(10/7)の様子。

9/27~10/3~10/7のリハ結果

ドキドキしながら実験バケツの硝酸を測ってみたら、相変わらずゼロのままでした。と言うより、むしろ7日目に測ったときよりも、よりグリーンに戻りつつあります。これが何を意味するのか?
単純に考えれば、硝酸が少しソロソロ~っと出そうだったところへ、今度は還元がサクサク~っと効き始めた、と言うことなのか?
もしそうなら、こちらもVMワラワラ実験同様、狙い通りの結末が見られそうです♪
エライ遠回りしちゃったなぁ(^^;
このまま上手くいきますように(-人-)ナムナム

それにしても、なんか話がうますぎるなぁ。。。

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