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max-sレンズキットを試す

マリンアクアリウム エイジ 03:55
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max-sの新レンズ仕様に関する記事を投稿したのが、かれこれ3ヶ月前でした。
あの時じらしたモザイク画像がコレです↓

max-s レンズシミュレーション

ま、すぐあとにreefbuildersで公開されてしまいましたけどね(笑)

そして、予定から随分遅れましたが、先日ようやく現物を拝見しました。
Maxspect max-s G2 160W スタンダード用レンズキットです。

max-s G2 160Wスタンダード用レンズキット

おおお!
事前に見たグラフィックと同じ、リフレクタとレンズが一体型になった期待のレンズキット!

max-sレンズキットのアップ

このレンズがG3には標準装備になるのかぁ。。。これは物欲がそそられるなぁ♪
また、G2等の旧モデルユーザー向けにオプション設定されたのも嬉しい配慮ですね!
決して既存ユーザーを見捨てることなく、使うほどに最上級のおもてなし♪
メーカーとはこうあるべきです。

そして実際にレンズをバラしてみると、そのクオリティの高さが伺えます。

レンズの構造

ガイドとリフレクタがネジ構造になっており、レンズを挟み込んで固定する仕組みです。
これなら好みに応じてリフレクタのみにもできますよね♪

早速、装着の前後でビームと照度を確認してみました。

max-s レンズキットによるビーム効果

おほっ!
素晴らしい!!!
これは本当に買いだわ♪

しかも、さらに豊富なレンズオプションが用意されているようです。

オプションレンズの各ビーム比較

A: 30W クリア60°
B: 30W フライアイ(拡散)90°
C: 15W クリア30°
D: 15W スプライト(拡散)垂直30°/水平90°
E: 3W クリア60°
F: 3W フライアイ90°
G: 3W ガラス(リフレクタ効果のみ)

max-sでは拡散レンズのことをフライアイ(蝿の目)と称しているようです。
また公称ではフライアイは60~70°となっていますが、見た目は90°に近いです。
感心したのは、リフレクタ単体で90°が実現されていて、フライアイレンズを足しても90°が保持されているところです。これならレンズの有無で配光が変わることはないし、コントラスト問題も全く問題にならないでしょう。

そしてこのレンズキットとオプションレンズを見て、大体の狙いが見えてきました。
恐らくリフレクタ+フライアイ90°がレンズキットの標準セットです。これで光量2倍!
で、更にオプションのクリア60°を買ってフライアイと交換すれば光量4倍が実現♪
そういうことではないでしょうか?

ちなみに案の定クリアレンズは色が分離するので面白くありませんね。。。
僕的にはやっぱり拡散のフライアイが一押しです♪

ところでDのスプライトレンズって、光量アップ+配光調整を同時に得るためのモノかな?
これって需要あるんだろうか。。。汗

このレンズキット、国内では先週末から正式にリリースされ、既に注文が入ってきているそうです。ま、既存ユーザーならのどから手が出るアイテムですからね。
気になるお値段は・・・取扱店にてご確認ください。聞き忘れました(汗)

さて、max-sが遂にレンズ搭載型へと進化したことで、大きなメリットが生まれました。

  • 集光構造採用により、より水槽から離すことができ、湿気や塩害が回避されます。それでいて、水槽の外に光が漏れず、水槽だけを効率よく照らします
  • 集光構造採用により、本当の意味での省エネ化が可能になります。これまでのように無駄に出力を稼ぐ必要がなくなったからです。
  • そしてなんと言っても、集光構造採用により、max-sは次のステップへ進むことが出来ます。そう、波長問題の理解と解決への模索です。

ま、この調子ならMaxspectは今後も目覚しい進化のレールを辿ることでしょう。
そのためにもオーシャンアースには益々頑張って欲しいと思います。
まずはレンズの実現、おめでとうございます。ご苦労様でした!
これからも次代を担う製品開発に期待しています。

その他のメーカーさんも早く追従できることを祈ってます。
豊富な設定メニューの充実など機能面も大切ですが、まずは照明の基本である「光」を極めることに注力してください。
狼の皮を被った羊と言われないように。。。

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