1.023world - ヤドカリパークとマリンアクアリウム -

海洋の仕組みと細菌・微生物から学ぶマリンアクアリウムサイト

1.023world Facebook

結果 Oh! Life (旧ブログ)

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

Philips Lumileds Luxeon UVを試す

ブログ エイジ 07:21 コメント0件
この記事を含むタグの全記事リスト: 400nm 420nm LED スペクトル 紫外線LED

Philips Lumiledsから遂にUV LEDが出ましたよ!
その名もLuxeon UV
MOUSERにも出品されたので早速取り寄せてみました。

LED 波長 通販(MOUSER) 出力
Philips Lumileds
Luxeon UV
380nm LHUV-0380-0200 325mW@500mA
385nm LHUV-0385-0250 375mW@500mA
390nm LHUV-0390-0450 470mW@500mA
395nm LHUV-0395-0500 525mW@500mA
400nm LHUV-0400-0500 525mW@500mA
405nm LHUV-0405-0650 675mW@500mA
410nm LHUV-0410-0650 675mW@500mA
415nm LHUV-0415-0650 675mW@500mA
420nm LHUV-0420-0650 675mW@500mA
425nm LHUV-0425-0650 675mW@500mA

と言っても、380-425nmまで5nm刻みで10種類もあって、全部買うと破産するので(汗)、有用な380nm/400nm/420nmの3種類だけ注文しました。
だって、どれも1ヶ2,000以上するんだもん(汗)

注文して3日。相変わらずMOUSERは速い!

MOUSERから荷物が到着

おっと!?
いきなりハプニング?
全部2ヶずつ頼んだのに、420nmだけ3ヶ入ってる♪
1ヶ2,000円以上するのに、も~MOUSERったら~太っ腹なんだから~♪

1ヶ多い♪

・・・て言うか、ちょっと待て!?
なんだこの欠片は???

Philips Lumileds Luxeon UVが小さすぎる...

ええええええええ!!!
Luxeon UVってこんなに小さいのぉぉぉ???

Philips Lumileds Luxeon UVのサイズは1-2mmの世界...

1センチじゃないよ!!! 1ミリだよ!!!曝
何の嫌がらせだこれは。。。

そうか。。。
これが、あの、Luxeon Zサイズなのか。。。
何もここまでせんでも。。。わなわな。。。

今までLuxeon RebelやCree XP系でさえ小さいと思ってたのに。。。汗

Philips Lumileds Luxeon UVとRebel、Cree XP-Eとの大きさ比較

用意した日亜のRigel用スター基板じゃ果たして、、、乗るのか、、、乗らないのか、、、

Philips Lumileds Luxeon UVのリフロー

これ、安易にリフローしたら、どっちかに吸い寄せられちゃうんちゃうん???
そんなこんなで2-3度やり直してるうちに、、、素子ぶっ壊す自信あり♪曝

バカーーーーーーーーーー!!!!!

と言う訳で、ピンセットで固定しながら手堅く普通のハンダ付けに挑戦~♪

Philips Lumileds Luxeon UVの通常のハンダ付け

乗った、、、乗ったぞ、、、老眼鏡なかったら絶対死んでた、、、プルプル

@350mA駆動時のビーム色。
あ、レンズが無いから指向性が180°ですね。

Philips Lumileds Luxeon UVの発光色

チップ発光色。
うむ。いつもの見慣れたLuxeonチップです。

Philips Lumileds Luxeon UVの発光時のチップ色

そして、肝心の実測スペクトルと波長強度@350mA。

Philips Lumileds Luxeon UVの実測スペクトル

過去に測定した類似波長との比較。

Philips Lumileds Luxeon UV 380nmと他社製LEDとのスペクトル強度比較

Philips Lumileds Luxeon UV 400nmと他社製LEDとのスペクトル強度比較

Philips Lumileds Luxeon UV 420nmと他社製LEDとのスペクトル強度比較

うむ。

420nmは、フルスペ採用品のEpileds EP-U4545K高ランク品と遜色ないので、マジで470mW@350mAはありそうです(公称スペックでは675mW@500mA、データシート(PDF)の光強度電流特性では350mA時約70%なので=約470mW)
とは言え、帯域幅を見ると、まだEpiledsの方が太くて良いなぁ。。。

400nmは、まあ悪くは無いけど、特別使いたいほどのものでは無いかな。

380nmは、F.P.ドクターに使ってるAOTチップと大差ないけど、でもまあこの波長にしては光強度は強い方かと。

ただ、Luxeon UVはいずれも1ヶ2,000円以上はしてるので、コストを考えたら、どう考えても選択は無いです、今のところ(汗)
勿論、品質は折り紙付きだと思うので、あとはどこまで価格が下がるか、それ次第で今後のアクア製品への採用も検討されるでしょう。

以上、参考になれば。

こちらのエントリーもどうぞ♪

Maxspect G2用30W UVモジュール

この記事を含むタグの全記事リスト: 400nm 420nm LED max-s Maxspect スペクトル 紫外線LED

またまたこんなモノを特注で作ってみました。

30W UV LEDモジュール

30W(24W)の400nmと420nmのLEDモジュールです。

400nmと420nm

24W駆動時の各スペクトル強度はこんな感じ。

24W駆動時の各スペクトル強度

特注にも関わらず、400nmが$38.00、420nmが$42.00。安い♪
ま、海外からなので送料は高いですが。

実はコレ、旧Maxspect G2の初期型(非Creeモデル)に使われてた白球30Wや青球30Wと同型のモジュールなんです。
以前もMaxspect G2(Creeモデル)の400nmと420nmの20Wモジュールでを調達したことがありましたが、あの時はたまたま同じ形状のUVモジュールがeBayに出てたので簡単に買えましたが、今回の30Wモジュールは8チップ×3=24チップのマイナーなモジュール?のためか、どこを探してもUVタイプはおろか白や青さえも見つかりませんでした。
でも、試しに何度かオリジナルLED素子をオーダーしたことのあるLEDメーカーに聞いてみたら、「イエス、ノープロブレム」と言う頼もしい返答が。。。笑
さすが、餅は餅屋!

さて、続いて3WのLED素子も探さなくては。。。
ただいま、G2ユーザーさんから依頼を受け、G2 230WとG2 160Wのフルスペクトル化に必要なスペクトル設計&LED素子の調達中です。

あ、この記事は前回の記事とは関係ありません。

こちらのエントリーもどうぞ♪

Grassy LeDio RS073 ReefUV

この記事を含むタグの全記事リスト: 400nm 420nm LeDio RS073 LEDスポット volxjapan

こ・こりは・・・!?

Luxeon RebelとSemiLEDs C35Uが共存する専用基板

この画像を見てすぐに驚嘆できた方は、そーとー病気です♪
運良く病気じゃなかった方には、これから解説していきます。

先日、ボルクスジャパンから、あるサンプルをお借りしました。
LeDio 9以来の待望のUV入りスポットLeDio RS073 ReefUV ですってば!

Grassy LeDio RS073 ReefUV サンプル

しかも400nm+420nmも入った文句なしのフルスペクトルLEDスポットです。
スペクトル的にはSolare Reefのスポット版?みたいな~♪
5/15発売だそうです。

色味はRS122 ReefWhiteに近いかな。

Grassy LeDio RS073 ReefUV ビームと発光色

スペクトル測定結果。

Grassy LeDio RS073 ReefUV スペクトル

このサンプルはUV周りのスペクトル評価向けに400nm/420nm共にSemiLEDs C35の最高ランクを使った試作機らしいので、製品版はもう少しUV系の出力は抑えられるとのことでした。とは言え相対比で50%以上は確保されるでしょう。

ちなみに僕が一番強く訴えたいのはココです!

Grassy LeDio RS073 ReefUV 専用基板

Luxeon Rebel と SemiLEDs C35U が共存した魅惑の専用基板だぁ~♪

これこれ! これですよ!!!
アクア専用開発品はこーでねーとっ♪

LEDの設計に関わった方ならお判りの通り、目的のスペクトルを実現するには、必ずしも同一ブランドで全ての波長のLEDが揃うとは限りません。あるいは実現すべき波長や出力の確保のため、敢えてブランドを変える必要に迫られる場合もあります。
今回のRS073 ReefUVは、まさにその状況にあった製品で、溶接パターンの異なる異型LEDパッケージの混在した専用基板の、恐らく業界初の採用製品になるでしょう。単純にCree XP×7ヶ用、Rebel×7ヶ用などの汎用素材を使っただけの中華ランプとはワケが違います。わざわざRS073シリーズの新モデルのためにピンポイントに限定専用基板を作っちゃったと言う事実。そのコストを割いてまでスペクトルの実現にこだわったボルクスジャパンに、皆さん大きな拍手をお願いします。パチパチ~♪

いずれどこかがやるだろうと思ってたけど、やっぱ一番乗りはボルクスだったかぁ。。。

ボルクスが業界初のUV入りLEDスポットをリリースして、早3年が経ちました。
当時のLEDスポットの主流と言えば、単純に青か白かミックスのみ。
そこにUV 400nm入りのスポットを投入し、蛍光タンパクの色揚げに大きく貢献したのは言うまでもありませんでした。。。
その後、青は青でもブルー470nmとロイヤルブルー450nmのブレンドによるワイドブルーバンドの実現や、シアン500nm採用による白色LEDの特性改善、そして400nmと450nmの中間を補完する420nmの採用。。。
そのお陰で、この3年間でアクアLEDは本当に大きく進化してきたと思います。

そして、その進化を集約したかのような、今回のLeDio RS073 ReefUV
400nm、420nm、450nm、470nm、500nm、CW、WWをブレンドした最高のフルスペクトルLEDスポットが、今ここに完成しました。まさにボルクスジャパンの集大成と言っても過言では無いでしょう♪

もう補助とは呼ばせない、本当に主役をこなしちゃうスポットが誕生しました!
その名も、volxjapan Grassy LeDio RS073 ReefUV…
5/15よりリリース開始です。

うん、よく書けた。
まさにボルクスの広報担当の如くよく書けた。
お給料貰わないと♪

こちらのエントリーもどうぞ♪