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20119月30

Ecoxotic Cannon LED補足

マリンアクアリウム エイジ 02:58
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Ecoxotic Cannon LED

前回の最新LEDライト・スペクトル比較で紹介したEcoxotic Cannon LEDについて、僕としては気を利かせたつもりが、返って説明が不十分で印象を悪くした?っぽいので、一応一通りの情報に触れておくことにします。

Cannon=Edison製!?

まず、Cannonに採用されている大型LEDモジュールは、ノーブランド品などではなく、公式サイトでも明記されているように、LEDメーカーとしては有名なEdison Opto社EdistarというシリーズのLEDモジュールが使われています。

Edison Edistar EDISモジュール

そして、上の写真からも判るように、Cannonの筐体自体が、実はEdisonのEDIS Circular ModuleEDIS Ellipse Moduleを流用しているようです。
なお、前回の記事では、これらLEDモジュールの採用チップは見た目の印象からBRIDGELUX社製かな?と書きましたが、公式のチップ情報は見つかりませんでした。 でもEdixeonあたりではよく見かけるので、まあ可能性は高いと思います。もちろん、有名なチップメーカーです。

大光量用途向けモジュールだから抜群の明るさなのだ

これらのモジュールは、元々は街灯などの大光量の水銀灯の代替用途に開発されたもので、まさに大光量に関しては折り紙付きです。

Edison Edistarアプリケーション

これらは天井の高い施設照明用途としても広く普及していて、これをこのままCannonとして売ってもバレません(ウソ)
実際の光量としては、前回計算した出力からは少し見劣りしますが、それでも50Wモジュール(5000K-10000K/ENSW-05-0707-EB-1)で約4,000lm、100Wモジュール(5000K-10000K/ENSW-10-1010-EB-1)で約7,000lmあります。色温度が高いため、どうしても光束は低めになります。

基本的なスペクトルは一般白色LEDと同等

Edistarの標準的なスペクトルはこのような特性を示します。上がクールホワイト、下がウォームホワイトです。一般の白色LEDのスペクトルと同等のカーブを描きます。但し、Cannonの場合は色温度の高いランクを採用しているため、このクールホワイトのスペクトルよりも黄色の山は小さくなるでしょう。

Edison Edistarスペクトル

尚、ブルーのグラフはありませんが、およそ蛍光体の黄色の山が無いものと一致します。
ちなみにEdistarの一般ラインナップの中にはブルーは見当たらないので、ブルーについては業販向けメニューでしょう。

とは言え、もっとも高い色温度のランクを採用しています

Edistarの白色モジュールの需要は、一般には3000K~6000Kあたりが主流ですが、Cannonの場合は公称値が12000Kとあるので、色ランクのもっとも高い10000K(Y2ランク)を採用しているか、あるいは専用品を作らせているか、どちらだと思われます。そうした高い色温度のスペクトルほど、黄色の山は小さくなります。

Edison Edistar 色ランク

結論、Cannonの評価

で、何が言いたいかというと、Cannonに関しては、大光量という部分と、この12000Kという部分がミソになると思われます。

まず、以下のスペクトルをご覧ください。上がヤフオク24Wから取り出した一般白色LED、下がeco-lamps KR93の標準白色LEDのスペクトルです。

eco-lamps KR93標準白LEDスペクトルと、ヤフオクLED白スペクトル比較

一般白色LEDの方は標準的な6000Kで、対してKR93は極めて青白い20000K(公称12000Kですがこの領域は色温度が高すぎて正しい値が得にくい)ですが、注目すべきはシアンの欠落部分と黄色(緑550nm前後)のピークとの高低差です。このバランスがフラットなもの(海中の波長バランスから極端にかけ離れていないもの)ほど、生体への負担は軽くなると考えられる(最近の持論)ので、色温度の低い6000Kよりも、色温度の高い10000Kのような白色LEDのスペクトル分布の方が、海中のスペクトル変移に近く、光合成生物も適応しやすいと考えられます。これは以前からも言ってきましたが、青の波長は多くても大丈夫とか、むしろ青は多い方が無難とか、その上で全体の光量を稼いだ方が各波長不足の底辺が嵩上げされて無難なスペクトル強度が確保される、といってきた所以です。UVやシアンを補完してない一般白色LEDだけで比較的高度に維持されている水槽とは、こうした高い色温度の白色LED(もしくは青多め)を使ったシステムに多く見られると思います。皮肉なもので、僕みたいにLEDをあれこれいじるより、如何にもアクアブルーな青白い水槽の方が、よっぽど調子よく、色揚げも成功していたり、なんて(反省)

よって、もしCannonが高い評価を得ているならば、この辺が理由ではないかと思います。同じ一般白色LED製品群の中で見ても12000Kなら上記の理由からスペクトル的にも有利だと言えますし、KR93が海外で高評価を得てきたことにも通ずる部分です。
とは言え、あくまでも一般白色LEDですから、UVやシアンが不足していることに変わりありません。その点を理解した上で、無難な範囲に於いて使用したり、照度の補助として使用したり、あるいはメインで使うなら補助ランプで波長を補完するか、そうでないなら始めからフルスペクトル入り製品をお勧めします。MazarraIllumagic、そしてKR93SP等。

え?
何か気づかれました?
すみません。もう少しスルーでお願いします(汗)
そのうち。。。きっと。。。

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