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結果 Oh! Life (旧ブログ)

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

流体力学!?

ブログ エイジ 01:51 コメント2件

お食事中の方は、決して読まないでください。
なるべくボカして書きますが、それでも気分を害す恐れがあります。
くれぐれもご注意ください。
できれば、これ以上読み進むことはオススメできません。

しかし。。。私はどうしても書かずにはいられないのですっ!

さっき、WCで大仕事を終えて、ホッとくつろいでいました。

ところで我が家のWCは古き良き時代を象徴する Japanese Style です。

その後、しばらくしてもう一度、今度は小仕事に励もうとWCの扉を開けました。
開けるや否や驚愕したのですっ!

なんと! 不法滞在っ!?

慌ててレバーを引きました。
あー。ビックリした。。。
特にメガサイズでもないし、まさか流し忘れたのかしら?
~くらいに思って目線を下にやると。。。

のわ~っ!
鯉の滝登りっっ!?
流れに逆らいながら、むしろグイグイ戻ってくるっっっ!!
なんじゃこらぁぁぁ!

クラッと目眩に耐えながらも、よーくよーく観察してみると、確かに先端がまるで飛行機の翼のように、潰した楕円を絞り込んだような見事な形状に仕上がっていて、そのせいなのか流水抵抗を受けながら本当にクネクネとなびくように泳いでいるではありませんか。。。
どうすることも出来ず、ただ呆然と立ち尽くしていたら、最後に水が弱まった途端、糸が切れたように流れていったのでした。

これって。。。何と言う現象でしょうか???

動画に残したかったなぁ。。。見せられないけど(曝)

さて。
この記事はブログペットか何かが書いた事にしておいてください。

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2009年上半期実績定例報告

いつも 1.023world をご利用いただきありがとうございます。
当サイトのトラフィック近況報告です。お役立てください。

2009年上半期実績

サーバーログによるトラフィック
月次 ページビュー ユーザー 参照元
2009年6月 950,043 133,225 96,718
2009年5月 975,359 138,454 101,544
2009年4月 974,620 127,547 83,850
2009年3月 893,716 123,290 80,961
2009年2月 787,180 105,608 76,845
2009年1月 840,564 106,179 81,164

注:Webalizer による全アクセス対象値 (クロール、携帯含む)

Google Analytics によるトラフィック
集計期間 ページビュー ユーザー 参照元
2009年6月 119,429 19,420 36,881
2009年5月 131,592 19,286 37,817
2009年4月 103,506 15,666 31,482

注:Google Analytics は 2009/3途中から導入につき、4月以降のみ (ブラウザのみ)

最近また少しサーバーが重くなってきましたが、今後の状況を監視した上で何かしら対応を検討したいと思います。とは言え、お財布事情は厳しいです(汗)

2009/6 ユーザー環境

2009/6 ブラウザ環境
ブラウザ アクセス 比率
1. IE 7.0 7,846 36.6%
2. IE 6.0 6,091 28.4%
3. IE 8.0 3,298 16.0%
4. Firefox 2,442 11.4%
5. Safari 1,050 4.9%
6. Chrome 366 1.7%
7. Opera 209 1.0%

注:シェア1%未満省略

IE 6.0 の方は、なるべく IE 7.0 以上にアップデートしてください。
や、できれば Firefox か Google Crome に移行してください(汗)

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雑学3.サンゴの白化のメカニズム

この記事を含むタグの全記事リスト: 海洋雑学

(将来のコンテンツのための雑学メモ 3.)

前回までの雑学

サンゴの白化現象

光合成をするサンゴの体内には、渇虫藻と言う渦鞭毛藻の仲間が共生しています。
サンゴはその共生藻からの栄養を使って炭酸カルシウムを形成し、成長していきます。
この代謝は両者に最適な環境下でおこなわれ、光が強すぎたり水温が高くなると、活動が抑制されます。
環境が改善されない場合、共生藻が光合成色素を失ったり、あるいはサンゴから排出されることによって、共肉が透き通り、白い骨格が浮き彫りとなるため、俗に言うサンゴの白化現象となります。
白化したサンゴは、渇虫藻からの栄養が得られなくなるため、そのまま回復できなければ斃死が待っています。

白化のメカニズム

サンゴの白化現象は、サンゴ本体と渇虫藻のそれぞれの代謝と連携して起こります。
白化のきっかけは、高水温によるストレスを受けることから始まります。
種によって温度の耐性は様々ですが、全般的にサンゴ本体より渇虫藻の方が高水温には弱いようです。

まず、渇虫藻は高水温により光耐性が低くなり、通常の光環境ですら光阻害が起こり始めるため、光合成回路に支障をきたすようになります。
またサンゴ本体は高水温により、炭素固定回路(石灰化)が機能低下に陥ります。
この条件で光合成を開始すると、炭素固定回路で消費するはずだったエネルギーが行き場を失い、酸素と結びついて活性酸素を発生させ、より渇虫藻の損傷や破壊を招く悪循環となります。

渇虫藻の損傷が著しいと、細胞が破壊されたり、光合成色素を失って透明になったり、さまざまな変性が渇虫藻に見られるようになります。
勿論、症状が進行するほど、光合成能は低下し、最終的には機能を失います。

この時サンゴは機能維持のため、初期の段階では、損傷を受けた渇虫藻を優先的に体外へ排出しますが、環境が改善されず被害が著しくなる頃には、サンゴ自体も制御に支障をきたし、渇虫藻の損傷の有無に関わらず、渇虫藻の排出に暴走傾向が見られるようになります。
ここまで来ると、比較的早期にサンゴは白化してしまうようです。

サンゴが何をきっかけに渇虫藻をコントロールするのかハッキリとは解明されていませんが、主に活性酸素の発生渇虫藻からの栄養供給の低下などが考えられます。

また、種によっては白化から回復する能力に長けたものも見られ、如何にすばやく炭素固定回路を復旧させ、活性酸素の発生を抑制できるかが鍵となっているようです。

ちなみに、白化したサンゴに直接バイオマスを与え、渇虫藻の生産物の代替えが可能かどうかを調査した報告もあります。

一方で、先日のサンゴ白化に新データ 褐虫藻「排出」ほぼなしと言う記事もあります。
但しこの記事はとても判りづらく、調査結果を正確に評価できないため、研究機関からの発表を基に慎重に判断する必要がありそうです。

参考:沖縄科学技術振興センターサンゴの研究の各研究報告書

現在までに各機関から報告された調査結果等を基に、僕の浅知恵で解釈した白化のメカニズムです。なるべく専門用語を避け、判りやすさを重視しています。

また、サンゴの白化現象後の斃死も含め、サンゴ体表の共肉が消失した死骸の状態も「白化」と表す場合がありますが、ここではあくまでも渇虫藻の変異・排出により共肉が透き通って白色個体となった状態のみを「サンゴの白化」として扱いました。

記事中の各リンク先はTAKAさんの提供です。感謝いたします。

尚、誤りがあったら訂正しますのでお知らせくださると助かります。

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