翌8/27(水)、無事、埋葬が終わったと飼い主から連絡があった。ホッとした。シンタロが具合悪くなってからちょうど一週間。あっという間だった。この間、色々と思い起こしていた。
飼い主からは、普段から健康管理にはうるさく言われていた。特に過去に異物による腸閉塞を二度も起こしているので、食べ物の袋とか絶対に手の届かないところに置いてとか、ご飯の量は粉洗剤用スプーンの8分目を朝夕二回だけとか、たまに運動してあげてとか。なんて手の掛かる子なんだと初めは思ってた。でもシンタロはすごく頭が良くて、愛嬌もあって可愛かった。段ボール箱に向かって「ジャンプ」(あとで聞いたらインの間違いでした)と言うと飛び込むし、高いところに向かって「ジャンプ」と言うと飛び乗るし、なんと「おすわり」も出来る子だった。犬か。さらにご飯に関する単語は確実に認識していた。「お腹空いた?」「ご飯食べる?」「ソーセージ」「おやつ」は嬉しそうに「ニャー」と返す子だった。だから、ついつい猫缶やソーセージ、サンマ、その他色々与えてしまった。「塩分」とか「コレステロール」の影響を知ったのは、病院に入ってからでした。遅いですね。。。でも、本当に美味しそうに食べるんです。多分普段からの食事制限の影響からだと思いますが、預かった当初なんて、納豆やスパゲッティまで食べました。あとで吐いたりしてたけど。。。後半ではそれらは与えませんでしたが、それでもたまにソーセージとかサンマは与えてました。ずっとテーブルの横でお行儀良く待ってるの見ると、与えないわけには行かなくて。。。また、猫缶の時の喜びようったら凄く可笑しくって。普段のカリカリのご飯では、「ちぇっ」っ顔で食べてましたが、猫缶の時は、僕が一度器を取りに行って、台所で盛ってから運ぶので、そのパターンを知っていたのでしょう。器を取りに行った時点でそれを察して、僕が猫缶を盛ってる間、段ボールで爪をガリガリガリッと研いでスッキリしてから、スタタッと走ってきて、台所の椅子の上に飛び乗ってお行儀良く待っているのです。その仕草が可愛くて可愛くて。。。8/10にも、ちょうどうちに来てからの1年記念ということで、猫缶でお祝いしたばかりだったのに。。。あのときも美味しそうに食べてたなぁ。。。
以前、飼い主に言ったところ、「シンバには長生きして貰いたい・・・」みたいに言われました。僕はその時、少し冗談交じりにこう返しました。「好きなモノも食べれずに長生きするより、大好きなモノをいっぱい食べて死んだ方が猫も幸せだろう」と。元々シンタロは外へ出してなかった子なので、いざ外へ出すと怖がって匍匐前進しかできません。また去勢もされてますから、雄としての本能も薄れていたと思います。そんな猫が唯一の楽しみと言ったら、やはり食べることくらいでしょう。それを奪うのはどうなのか?と、その時は思ったのです。しかし、それも後になってみれば大きな後悔となりました。飼い主の言葉を今でも噛み締めています。やっぱり生きていることが一番大事だなと。生きていて初めて「食べること」も出来るわけですし。今回は本当に後悔ばかりでした。
シンタロ、ごめん。早く天国に行って、美味しいモノお腹いっぱい食べてくれ。
シンタロ、一年間ありがとう。
日本猫、シンバ、8歳でした。

追記:
今思い出しました。最近、やけに仕事の邪魔するなぁと思ってたと書きましたが、実はその時、シンタロはかぼそい可愛い声で良く話しかけてきたのです。僕が「どうした?」と聞くと「うにゃぁ・・・」、「お腹空いたの?」と聞くと「んぁ・・・」 と。これまであまり聞いたことのない弱々しい囁きのような声でした。そして今までになくそのやりとりが長く続けられたのです。「おまえ最近良く喋るなぁ」くらいにしか感じてやれなかった。「具合が悪いよぉ」なんて呟いていたのかも。今となってはため息ばかりです。
