翌日8/21(木)早朝、シンタロの苦しそうな嘔吐の声で目が覚めた。まだ5時くらいだったかな。すぐに起きてインターネットで金沢の動物病院を探した。実は前日も少し調べていたので、その時目星を付けていた病院のページを真っ先に見た。すると今日は休みだった。慌てて別の病院を探したが、ホームページを持つ病院は皆無だった。検索サイトで住所と電話番号が見つかるだけ。この限られた情報から確かな病院を探すのは困難だった。その中のひとつの病院へ一か八か電話してみた。ちょっと愛想の悪い応対にも聞こえたが、迷ってる暇はなかったので、すぐに予約を入れた。9時からの診療だった。まだ1時間以上ある。。。それまで我慢してくれよ、シンタロ。。。
もうこれは絶対におかしい。何度も嘔吐してる。そしてその嘔吐物(ほとんど水)は、次第に胃液の色ではなく、茶色い色になっていった。そして朝9時に滑り込むように病院へ到着。うーん。見た感じ個人の小さな病院で、しかもなんか荒んで見える。これは失敗だったか? あるいは動物病院てこんなもん? でも予約もしたし、何より緊急なので四の五の言ってらんない。ベルを押すと先生らしき髭の人が出てきた。人柄は良さそうに見えた。いつもと違う嘔吐、過去の病歴、飼い主から預かってた資料など見せつつ、一通り説明するが、どうも先生は「毛玉の嘔吐の延長」的な印象しか持たなかったようだ。僕も初めての動物病院だったので、言われるがままでお願いした。とりあえず脱水症状がでてるので、しばらく点滴することになった。夕方頃、迎えに来るように言われた。
少し心配ではあるものの、この時はまだそれほど大変な事態だとは思わなかったので、夕方まで普通に仕事して時間をつぶした。きっと迎えに行く頃には元気になってるだろうと信じて疑わなかった。そして夕方、迎えに行く。あれ?全然元気がない。むしろ朝より弱ってるようにも見える。目の焦点も少し可笑しい。でも点滴は2.5本入れたと言う。とりあえず今日はこれで様子を見ましょうと言う。なんか一気に不信感が爆発した。こんなところから早く連れて帰りたい、と思った。今日の分を支払って、そそくさと逃げるように帰った。
猫を飼ってる知人に訪ねてみると、「そんな状態の子をレントゲンも血液検査もしないのは可笑しい」と言われた。ますます不安になる。別の知人にも聞いたが、判らず。明日は絶対にもっと良い病院を探してすぐに連れてってやる、と、シンタロに約束する。とりあえず今日は吐き止めの注射も打ってあるし、どうかこのまま明日まで吐きませんように。。。
飼い主に状況報告する。いつも色々と健康管理について細かく指示を貰っていたが、やはり今回も異物を飲み込んだ疑いを掛けられた。でも僕はそれは絶対に無いという、変な自信はあった。元々さんざん言われていた事なので、日頃からかなり注意していたからだ。写メでシンタロを映して見せると、こんなにぐったりしたシンタロは見たこと無いと言われた。とりあえず水を欲しがるようなら飲ませてあげるように言われた。
そう言えば今日の病院の先生からも、点滴後はすぐに水や食べ物は与えず、30分くらい経ってからにするように言われていた。既に夜の9時も回っていたので、もう大丈夫だろうと、水を与えてみた。すぐに飲もうとした。が、なんか躊躇してるというか気力が無いというか、器に顔だけ突っ込んで止まってしまった。「自力で飲めないのか?」。そう思って、手で少し口を濡らしてやると意外とペロペロ舐め始めた。ちょっと調子に乗って、直接口へも注いでやった。しばらくはそうして飲んでいた。
しかし、夜9:30に遂に嘔吐が始まってしまった。しかも今回の嘔吐はとても見てられないほどの辛そうなものだった。既にこれは胃液の色ではない、真っ茶色の水だった。しかもなんか緑色のコケのような破片も混じってる。なんだこれは!? なんか変なモノでも食べたのか!? もう頭が真っ白になった。昼間の病院の先生も建前だとは思うが、「夜間でも様子がおかしい場合はお電話ください」と言っていたので、もう遠慮する間も無く電話を鳴らした。そしてすぐに連れて行った。
さすがに先生も「これは可笑しい」と思ったようだった。「水は飲ませない方が良かったなぁ」とか。先生が飲ませるように言ったのに。。。しかし次の一手が提案されない。延々と雑学は出てくるが、そんなことよりも今この子の具合を直す方法を考えてくれ。結局、こちらから「レントゲンは?」「血液検査は?」と促して初めて取りかかろうとする有様。こんなことなら水を無理に飲ませなければ良かった。それで吐かなくて済んだなら、明日、別の病院に連れて行けたのに。いや、20日のうちに様子を見ずにすぐに連れて行けば、最初に目星を付けていた病院で診察できたのに。後悔がいくつも出てきた。
結局、夜も遅いので、そのままその病院へ預けざるを得なかった。但し、レントゲンやエコーの結果はすぐに知らせるようにお願いした。「今からやりますが、連絡出来るとすれば夜中の3~4時を回りますよ」と言われたが、そんなのは得意中の得意な領域だ。間髪入れず即答し、病院をあとにした。
夜中に先生から電話があった。レントゲンの結果だった。腸の配置が可笑しいとか、変な陰があるとか、ますますの不安材料だった。エコーは今からする予定で、もう遅いので明日の朝結果を知らせるとのことだった。
