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海水魚飼育の先輩方、教えてください。
私の水槽のクイーンエンゼル幼魚の姫ちゃん、ナンヨウハギのドリーの顔周辺がスレたような外傷で、外表の色が取れて、特にドリーの顔周辺は真っ白になっています。これは、入れているライブロックに擦れているのでしょうか?ニモは3匹飼っていますが、ライブロックの間を泳いだりあまりしないのでこのようなスレはありません。ドリーは約2年飼育していてだんだん酷くなってきています。このスレッドを発見し、先輩方のアドバイスを伺うしかないと思いスレッドを立ち上げました。どうか、アドバイスよろしくお願いします。
水槽は、90×60×45で、3cm位砂を敷き、ライブロックを7、8個位置いています。
カクレクマノミ3匹、ナンヨウハギ1匹、キイロハギ1匹、クイーン幼魚1匹、クロナマコ1匹、コケトリガイ1匹が水槽内で生活しています。ユビワサンゴヤドカリを1匹入れていましたので、これが原因かもと取り除きましたが、関係なく、顔周辺のスレは進んでいきます。ライトは全くつけていません。姫ちゃんがドリーのようにスレて真っ白になったらチョーショックなんですが....助けてください!!!
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アイリさん
症状名ですが、HLLE(Head and Lateral Line Erosion)です。
ナンヨウハギとクィーンエンゼルは特にこの症状が出やすいです。
原因;ビタミン不足、微量元素不足、水質が良くないなどの複数の原因が重なったときに起こりやすいです。
治療法;いくつかの原因があるので、万能な治療法はありません。傾向的にナンヨウハギなどのハギはビタミン不足、ヤッコは微量元素不足の場合が多く、この場合は改善できます。
ハギ、まずは人間用のビタンミンCを水に溶かして、餌にしみこませて
あげます。1か月して改善がみられなければ、人間用のビタミンEやビタミンDのカプセルを割り、餌に塗ってあげてください。
ヤッコ、アクア用の微量元素添加剤(トレースエレメント)を指示通りに添加してください。その際には必ず水槽から活性炭などの微量元素吸収材は取り除いてください。 エコシステムのミラクルマッドを使用し、微量元素濃度を一定に保つのも有効です。
ポップアイやおぐされを併発している場合、水質の問題がある可能性があるので、水換え頻度を増やしてください。
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あ、ありがとうございます!!
大変わかりやすい回答をいただき、本当にうれしいです。
早速、添加剤やビタミンを買いに行きます。
治ったら、また、画像をアップさせて頂きたいと思います。
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テ、Tetsuoさん!!見てくださいドリーの顔!!
人間用のビタミンC凄く効きました!!
あれから1か月半、ビタミンCを浸み込ませた餌を与え続けました。
最初はなかなか食べてくれなかったのですが、今では普通の餌のようにバクついています。
本当にありがとうございました。
また何かありましたら、よいアドバイスよろしくお願いします。
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アイリさん
よかったです。
魚の病気の際は症状がわかりやすいように、今回のように画像をはっていただけると適切な対応を提案しやすいです。
こちらこそ今後もよろしくお願いします。
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みなさんご無沙汰しています。
以前、ナンヨウハギのビタミン不足等によりお世話になりました、アイリです。
Tetsuoさん、その節は大変ありがとうございました。
HLLEの症状が回復しましたこのナンヨウハギのドリーなのですが、実は、2年前に水槽導入してすぐに尾ビレ等がギザギザになってしまいまして、自然治癒するかと思ってそのままでいたところ、全く治らないまま今まで飼っていました。
また、1年半前に導入したキイロハギのキイもなのですが、これも水槽に入れてすぐに背ビレ等がなくなり、自然治癒するかと思ってそのままでいたところ、これも全く治らないまま今まで過ごさせていました。
見てください! キイにあっては、まるで毛を刈ったプードルのような、違う魚にも見えますよね。
あまりにもこのままでいたため、私自身、不自然さを感じないで過ごしていました。
そして、つい最近、海水魚のヒレは、病気か岩等への擦れなどで切れたりなくなったりするものの、治療すればほとんどが治るということを知りまして、その時、不自然さを忘れかけていたうちの2匹のハギ類のヒレのことを改めて考えさせられました。
海水魚飼育の先輩方、本当にこのヒレは治るのでしょうか?
治るのであればどのような治療をすればよいのでしょうか?
毎回毎回、初歩的なような質問ですいませんが、どなたか、ご回答よろしくお願いします。
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アイリさん
この症状、セットしたてで安定していない水槽や、水質がよくない状態の場合に発症することが多いです(水質が良くても出る場合もあります)。また、HLLEの発症が同時に起こる事もあります。原因は細菌性の感染症ではないかと思うのですが。。。
治療ですが、水換え頻度を多くして、水質を良好に保つぐらいしか方法が無いでしょう。うちでは淡水の熱帯魚に発症したことがあり、その際は水換え頻度を上げて対処しましたが、発症したほとんどの個体は症状の進行が止まったものの、ヒレの再生は一部の個体が何とか再生した程度で、多くは全く再生しませんでした。再生した個体も、ヒレが少々いびつになったままです。どうも再生機能にダメージを受けてしまうらしく、通常のスレなどとは違って再生しないことが多いようです。画像を見る限り、再生は難しそうな感じがします。
ヒレが無くなっていても健康状態には特に影響がありませんので、大事に飼育してあげて下さい。もしかすると、Tetsuoさんなら何か対処を知っているかもしれませんが。。。
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雪風さん、ご回答ありがとうございます。
雪風さんの仰せのとおりです。
セット仕立てで安定しない水槽にて飼い始めました。
写真のとおり、尾ビレが再生したのですが、少々いびつになったままです。
やはり、再生は難しいですか……。
このドリーとキイの2匹は、凄くなついているので、大事に大事に飼育しています。
また何かありましたら、アドバイスよろしくお願いします。
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こんばんは。これはいわゆるカラムナリス病、または滑走細菌症と呼ばれる状態でしょう。
Flavobacterium属やTenabaculium属の細菌による感染症です。
誠に残念ですが、特に海水魚の場合、この病気に対する有効な治療法はありません。通常使われる抗生物質を使っても止められないし、進行も速い。エラや内臓に菌が侵入してくると、神経がやられて狂死します。むしろ、この状態で病勢が止まることの方が珍しい。
冷酷なようですが、病気が蔓延しないうちに隔離することが最善手とされています。また、この病気の場合、溶けた鰭は戻らないとお考えください。この病気は、濾過槽や配管内が汚れている場合、過密飼育の場合によく発症します。水槽の大掃除をおすすめします。
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delphinusさん、ご回答ありがとうございます。
私の水槽ライフがバレバレのようで……。
2年前に30×30×60の水槽で過密気味にドリーを飼育していた際に発病しました。
その後、90×60×45に水槽を変え、ドリーも入れて比較的少ない数で飼育していましたが、この水槽に1年半前にキイを入れたら直ぐにこのように発病したのです。
それから、頻繁に水替えはしているのですが、やはり、1年半経過してもこの2匹がいる限り、他の海水魚たちにも影響が出てしまうのでしょうね。
セカンドタンクについて考えたいと思います。
今後とも良きアドバイスよろしくお願いします。
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アイリさん
雪風さん
delphinusさん
遅れてすみません。
雪風さん、delphinusさんが、書かれていない原因の可能性を書きます。
+活性炭の使用している
活性炭を使用している場合は抜いてみるのも手です。ただし、活性炭は水質改善に貢献しているので水質測定を行って他の方法で水質維持してください。
+オゾナイザーの使用している
オゾナイザーが強すぎると魚のひれを溶かすことがあります。オゾナイザーを弱めて使用するか、オゾナイザーと水槽の間、つまりオゾナイザーの後に紫外線による殺菌灯をつけると良いでしょう。オゾナイザーを通過した海水は殺菌灯を通過してから水槽に戻るようにしてください。逆の順番になると逆効果になります。
+ひれの再生
上記の方法で自然治癒しなかった場合だけです。
形のくずれたひれを切ります。ひれのひれの根元の間を消毒用エタノールで消毒したハサミ(料理用のハサミ)でばっさりと切ります。魚を触るときは必ず医療用の手袋などを使い、熱が伝わらないようにしてください。この際に魚の目を濡れた布なのでカバーして暗くしておくと暴れにくくなります。雪風さんも書かれていますが背びれと尻びれは難しいと思います。尾びれは、手術でまだ再生可能かと思います。
雪風さんがHLLEの発症が同時に起こることがあると書いているように、キイロハギの仲間(Zebrasoma属)やナンヨウハギの仲間(Paracanthurus属)、ニジハギの背びれから溶け始める場合はHLLEの症状のひとつとされています。
また上記の種以外では硝酸が高いときやpHが適正から外れたときに鰭が溶けやすいです。
雪風さんも書かれていますが、淡水魚の場合は、水質由来が多く、水換えや水換え用の水の水質管理で対応できる場合が多いです。
delphinusさんは、Flavobacterium属やTenacibaculum属の細菌による感染症の可能性を書かれています。Flavobacterium属とTenacibaculum属は海水魚での尾腐れ病の原因のひとつです。共にグラム陰性菌なので、エルバージュが効果的とされていますが、効果は弱いです。
海水魚で定番のグリーンFゴールドはほとんど効果ありません。水槽全体に発症した魚水槽の場合は、濾過槽にエルバージュを直接撒いて、テトラのアクアセーフを水槽の方に添加。スキマーを数日停止させると改善することが多いです。
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Tetsuoさん、いつもありがとうございます。
サブタンクを用意して、ヒレの再生にチャレンジしてみたいと思います。
また、サブタンクにハギ類を移した後、水槽の大掃除もしてみます。
皆さんのアドバイスを受けて、この程、新しい浄水器も購入しました。
ちょっと忙しくなりますが、頑張ってみます。
ヒレが再生したら画像をアップします。
今後とも、何かありましたら、アドバイスよろしくお願いします。
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