ウロコイトヒキヤドカリ / Nematopagurus lepidochirus (Doflein, 1902)

• Anomura MacLeay, 1838 / 異尾下目
  • Paguroidea Latreille, 1802 / ヤドカリ上科 (5科 68属 451種)
    • Paguridae Latreille, 1802 / ホンヤドカリ科 (38属 212種)
      • Nematopagurus A. Milne-Edwards & Bouvier, 1892 / イトヒキヤドカリ属 (19種)
        • Nematopagurus lepidochirus (Doflein, 1902)
          ウロコイトヒキヤドカリ2023.04.26 更新

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学名：Nematopagurus lepidochirus (Doflein, 1902)
和名：ウロコイトヒキヤドカリ
環境：深場(漁獲水深)
報告：国内報告あり, 東海, 沖縄本島
掲載：2020年5月13日

ウロコイトヒキヤドカリは極端に太くて短い眼柄とそら豆みたいな大きな角膜、そして和名の通りウロコを成すような体表の角質層と毛束列の構造が特徴的です。特に鉗脚のウロコ模様が綺麗で、ウロコの輪郭が金色に光って見えている部分は毛列です。またイトヒキは鉗脚の掌部や腕節の背面に棘列を持つ種が多いですが、本種は武装しないでお洒落に精を出してますね笑
画像は沖縄本島沖の水深300-450mから捕獲された個体だそうです。

2021年3月5日、4枚の画像(5-8枚目)を追加しました。三重県尾鷲沖の水深200-350mから採取された個体です。こちらは赤味のある個体ですが、鉗脚のウロコ模様が本種と一致しました。

2022年7月15日、①動画を追加しました。
2023年4月26日、②③動画を追加しました。

①：竹島水族館展示個体を撮影、②③⑧⑨⑩⑪⑫：竹島水族館提供、④⑤⑥⑦：国営沖縄記念公園(海洋博公園)・沖縄美ら海水族館提供。
貴重な写真や個体を提供された皆様へ心から感謝申し上げます！
We are very grateful to be able to use your valuable photos. thanks!

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ウロコイトヒキヤドカリ


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WoRMS : Nematopagurus lepidochirus (Doflein, 1902)

Komai & McLaughlin (2001). Reassignment of Pagurus lepidochirus (Doflein) to Nematopagurus A. Milne Edwards & Bouvier (Decapoda: Anomura: Paguridae) and its redescription. Crustacean Research, No.30:82-93, 2001

McLaughlin, P.A. (2004). A review of the hermit crab genus Nematopagurus A. Milne-Edwards and Bouvier, 1892 and the descriptions of five new species (Crustacea : Decapoda : Paguridae). Mem. Mus. natn. Hist. nat. Paris 191, 151-229, 2004

駒井智幸, 武田正倫 (2006). 相模灘のホンヤドカリ類相の再検討 A Review of the Pagurid Hermit Crab (Decapoda: Anomura: Paguroidea) Fauna of the Sagami Sea, Central Japan. 国立科学博物館専報 (41), 71-144, 2006-03

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